オリンピックで誇示される「健全さ」の隠れ蓑

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 今年はオリンピックが開催されましたね。世界でも最大級のスポーツイベントで多くの方が熱中したと思います。
そしてこのイベントが4年後には東京で開催されます。
私も露出が多い競技、ボディーラインがハッキリわかる競技を中心に、生温かい目でテレビ観戦しました。

 オリンピックに出場する位なので、オリンピアンの皆さまの身体は美しい標本のようです。大変目の保養になります。
4年に1度の健全なスポーツイベントを不健全さ全開で応援する私です。
でも、健全って一体何なんでしょうね?

オリンピックとスポーツマンはこわい

 オリンピックは一大健全スポーツイベントですが、同時に、巨額の資金が動く権利ビジネスであり、その権利をめぐって、不明朗な資金の動きもあります。
また、国威発揚や好成績をあげて一山当てようとする選手やコーチがドーピングに手を染めたりと、相当不健全なイベントでもあります。

 私は体育会の出身ではありませんが、男社会の端くれにいたことはあります。
その私の経験上、実績のあるスポーツマンでお人好しの人を見たことがありません。特にコンタクト系のスポーツはそうです。
競技スポーツというのは競争で相手を出し抜いたり、ルールギリギリのプレーをしてでも、相手に勝つことをいちばんの目的としています。
 
 特にオリンピックに出るような高いレベルの選手達は、生き馬の目を抜くような競争を勝ち残った人達です。
当然、好戦的ですし、強い自己主張もあります。
オリンピックの選手村でコンドームが物凄い量消費されるというのも、とても納得がいく話です。強いオスとメスが大集合しているんですよ。
DNAの観点から子孫繁栄したくなるというのも人情でしょう。

 で、誤解されたくないのですが、私はスポーツマンのことを嫌いではないです。
「こわいわ」と思いますが、むしろ好きです。
一流企業が体育会系を積極的に採用するのも、そういった好戦的な面であったり、ルールギリギリのプレーも上からの指示があればやるという使い易さです。
ビジネスの世界は冷徹な競争なので、コンタクト系スポーツととても似ています。
私も大人になって、社会に揉まれてからこの事実を知りました。
そして、それがわかった時に、部活動を全くやらないで過ごした青春時代をもったいなかったなと少し後悔したものです。