変わることを禁じる考えや人は疑った方が良い

そんな時に修正を許さない人や思考があなたを縛っているのなら、その人や考えに疑問を持ってください。そして、それでも思考や人が変わることを許されずに居心地が悪いと感じるならば、そっと離れてみましょう。

戦う必要はありません。
戦ってあなたが勝ったとしても何も良いことはありません。敵を増やすだけです。

戦わなければ、いつか状況が変わった時に味方にもできるのです。
と言いながら、何故私がこんなことを言うのかというと、私は散々戦ってきて、敵もたくさん作ってきてしまったからです。
自分が正しいと思って論破もしてきましたし、私自身も偏った考え方を持っていて、それに縛られて行き詰まったからです。

でもこんなことを言っても、若い方は中途半端だとか、日和見だとか、人を信じられない憐れな寂しい人間だって思うかもしれませんね。

私自身は今のニュートラルな状態の方が心地良いですし、偏っていた考えの時より多くのことを吸収できて、多くの仕事をこなせるようになりました。
収入も増えて、周囲にも期待し過ぎないから、優しくなれて楽しいです。
こんな風に書くと、通販の幸運のブレスレットの購入者の声みたいになって、却って胡散臭いですが。ふふふ。

愛し過ぎなくて良かった

信じる、期待するって美しい言葉ですが、裏側を良く見ると、信じた考え、期待した相手に見返りを求める人間の哀しい性が見えます。

だから私のコラムも生温く見てくださいね。

信じ過ぎては駄目。
愛し過ぎては駄目。

でも何かの時にふとこんな考え方もあったなと、思い出してくれたら幸いです。

Text/肉乃小路ニクヨ

初出:2016.04.05