ウエディングドレスを選ぶときに言ってはいけないタブー
小さい頃「お姫様願望」ってありましたか?
今のアラサーといえば、セーラームーン世代ど真ん中。月のプリンセスには地球の王子、タキシード仮面様がいました。
私にもいつか王子様が、と思っていたのも今は昔。ドライアイと二日酔いを引きずりながら、アラサーが向かった先は「ウエディングドレスのお店」でした。
この世には『そろそろプロポーズされそうだからドレスを予約しに来ました』というツワモノもいるようですが、大抵の女性は結婚式場を決めてから探すのではないかと思います。
そして、ドレスのイロハも知らないのに、100着はあろう候補から選ばされるわけです。私も入店してみたものの何もわからず「どれがよろしいかしら?」と迫ってくるやり手の店員に恐怖を覚えました。
「ど、ど、どどれでもいいです・・・・・・」
「オーマイガ」(やり手の店員が硬直)
数秒後には般若の形相で「あなた、それでもお姫様になる準備ができてるのっ!?!?」とお説教されました。カネを払いに来て怒られるなんて、オラ初めてだ!
ウエディングドレスは女性がこだわるポイントだと信じられているようですが、私は日本中の女性に聞いてみたいものです。「お前にドレスの差がわかるのか?」と。
だいたい姫になる準備なんて、できてるわけねーだろ!戦場のアラサーなめてんのか!?と思ったところで我に返りました。
アラサー騎士がお姫様になるとき
いつでもお姫様になる準備はできている。そう思っていました。「選ばれたら」いつでもドレスを着られるわ。ハリーウィンストンどんと来い、と。
でも「選ばれたら」って、いつ来るんでしょうか?バリキャリの道を選び、他の男性と決闘する日々。いざ振り返って「さあ、私を姫に選んでよ!」と叫んでも、気づけば王子様には別のお姫様がいたり、する。
だからバリキャリであるということは、騎士になって、お姫様の可能性を捨てることだと信じていました。結婚するということは「私を守ってくれる王子様」ではなく「背中を任せられる別の騎士」を見つけることだ、と。
ところが「結婚式」はバリキャリに「お姫様」を求めてくるのです。ウエディングドレス、ケーキ、お花。かわいいと思わないわけではないけれど『それはお姫様のものだから』と除けてきたものたち。今更「女らしく」ってどういうことなの。デスクワークでむくんだ足に、シンデレラの靴をはけと言われても、情熱を持って取り組めるのは予算調整、決定事項のスケジュール、招待客を合理的に整理するシステム構築・・・・・・って仕事か!
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