女子ランチ会に8,000円はまだしも「だれか連れてきてほしい~」は悲しい

ランチ会

産後、生活に加わったもののひとつが、“ランチ会”の習慣です。

日々の生活にお酒が欠かせないわたしには、これまで「昼飲み」という概念はあっても、「人と会ってランチをする」という概念は、あまりありませんでした。せっかく人と会って美味しいものを食べるならば、酒が飲みたい。
でも、昼間から飲んでうっかり酔っ払ってしまうと、その日一日が台無しになる上に、夜の酒が捗らなくなる。

がっつり飲もうとせずに、ランチビールを軽くたしなむ程度に済ませればいいって話なんですが、酒飲みにとってランチビールは「いったいなんなの?」って存在ですよね。メニューの「ランチビール」という表記を見るたびに、「グラス一杯で酔えるわけないじゃねーか、バカ野郎!」とついつい毒づいてしまうのは、わたしだけでしょうか。

もちろん、昼から飲むのは贅沢で楽しいことでもあるのですが、ランチビールで我慢できないのであれば、もうその日は終了だという覚悟が必要です。
そして、「今日は昼から飲む日だ」と心を決めて痛飲した場合でも、もっとも最悪なのは、夕方前に酔いつぶれてしまい、夜の22時くらいに目を覚ましてすっかり覚醒してしまったときです。「飲み直すべきか、それとも今日はこのままやり過ごすか」とモンモンと悩むことになります。

ランチ会という名の、実質「昼飲み」

しかし子どもが生まれて以降、そんなことは言っていられなくなりました。夫は夜、バーで働いているため、寝ている息子の見守りはわたしが担当しています。ゆえに気軽には夜、外に出られない

諸事情あって実家の親には頼れず、義実家は県をまたいで遠い。適宜ファミリーサポートは利用していますが、それなりにお金もかかるし、そもそも、昼間は保育園に通っていて、別々に過ごしているからこそ、息子と触れ合う時間も、それなりにキープしたい。でも、友人には会いたいし、外でも飲みたい。

もちろん、わたしだけではなく、子育て中の女性の多くは、夜よりも昼のほうが身軽というのも実情としてあります。ゆえに産後、子持ちの友人たちと外で飲むときは、「昼飲み」をメインに据えることになりました。だから、ランチ会という新習慣を得たといっても、それは実質的には“昼飲み会”なのですが、その催しに際してセレクトされる店が、呼ばれるグループによって、まったく違うのです。