男性だってトキメキがわかるようになる
チェーン店にはチェーン店の良さがあるし、個人店には個人店の良さがあります。けれどもデートに向いているのは、個人店だと思っています。なぜなら、個人店にはチェーン店にないトキメキがあるから。
デートは特別な会合だからこそ、普段は行かない特別な店に行きたいと考えるのは、そんなにおかしなことではないですよね。っていうと、ちょっと夢見過ぎているなんて最近では言われがちですけれども、「男性にオゴってもらうから良い店がいい!」ってわけでもなく、女同士でランチしたりするんでも、久しぶりに会う相手(=特別な会合)だと、前もっていくつか候補のお店のURLを送って、「ここにしようか」と決めて、予約が取れる店なら予約を取って、取れない店なら、混む時間帯を調べて早めにしたり、遅めにしたりとセッティングを考える。これ、マジで常識!
……って思っていましたが、最近はもう、そういうのは女同士でやればいいんじゃないかなっていう気もしてきました。だって、慣れない雰囲気の中で、居心地悪そうにそわそわしていたり、「薄暗いと眠くならない?(笑)」なんてムードをぶち壊すことを言うような男性とオシャレな店に行ったところで、少しも楽しくないですし。
それに、男性も変わります。最近うちの夫は、誘ってもファミレスには行ってくれません。チェーン店も、あんまり入ってくれなくなりました。いわく、「せっかく外で食べるんだったら、もっとトキメキが感じられるところがいい」そうです。女子か! というか女子化?
「ちょっとはマシな男性は、すでにみんな既婚者」なんて言われてますが、どんなボンクラであっても、結婚すれば既婚者になる。そして妻という女と暮らすうちに、女性と一緒の時はどういう店でご飯を食べたら楽しいのか、わかってくる。なので、初めてのデートにサイゼなんてありえない、という女の子たちへ。「最初のデートでサイゼはない」なんて切り捨ててしまうのは、とても勿体ないことだと思うのです。
Text/大泉りか
記事発出:2017.07.29
次回は<なぜヤってしまったんだ…SNSの投稿でどんどん嫌いになる昔の男たち>です。
前に一度関係をもった男性が、Twitterでフォローしてくれていたことを知った大泉りかさん。若い頃の恋を思い出すだけじゃない、SNS時代的エピソードです。しかし、「こんな男となぜヤってしまったんだ」と改めて思うような男性も多く……。
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