「核心にせまると無視される」不倫の恋に終わりはあるのか／山田玲司の男子更衣室へようこそ

CQCQ　こちら山田玲司。地球人応答せよ！　ヒューストン！こちら山田玲司。
漫画の仕事が終わらなくて、地球に帰れません、オーバー。

え？僕にとっての地球ってどこかって？
そんなの決まってるじゃねえか、ヒューストン。君のいる所が僕の地球さ。

はい。今のは、ジョージクルーニーが言うべきセリフでしたね。ごめんね、お兄ちゃん今週もネームが終わらなくておかしくなってるの。ヒューストン。またソファーで寝てしまったよ、地球はどう？

それはともかく、先日動物園に行ってきました。
動物はいいですね。巨大な鳥とかね。泳ぐアシカとかね。動きや鳴き声もいいし、映像で見るのとは違う「あ、今あいつ（猿とか）と目が合った」みたいなのがいいですよね。

昔から漫画に煮詰まると１人で平日の動物園をうろついて、動物と目で語り合うのが好きなんですけど、人間が嫌になった時の「平日の動物園」ってお勧めです。
動物はしゃべりませんからね。

大きな熊を眺めていると、色々な人が僕の後ろから熊を見た感想を語っているのが聞こえます。感想は大体２種類で、社会人くらいのおじさんは「こんなのと森で会ったら終わりだよな」と命の危険の話をします。女の人は漠然と「大きいねー可愛いー」みたいな感じなんですが、気になるのは若い（バカ）カップルの感想です。

「でかっ」「やばっ」「黒っ」みたいな極端に短い感想です。もはや「鳴き声」です。

男女とも「でかっ」って感じの会話ならいいんだけど、まともな会話を楽しみたい女の子のデート相手が「でかっ」しか言わなかったら悲しいでしょうね。

そんな事考えてたら、後から来た小さな女の子が言いました。
「熊の首って長いね、肩の真ん中が盛り上ってるよ、ママ」と、何とも感性豊かな感想。

ヒューストン、地球は大丈夫です。

そんなわけで恋愛動物園で途方に暮れてるチワワちゃん、今週も行くね！

Q.
こんにちは。
いつも皆様からのご相談に対する山田先生のアドバイスをふむふむとよみながら、男性について勉強させていただいてます！

私は今本当に男性が何を考えてるのかわからなくてとてもしんどいです。
私は25歳から彼氏がいません。フリーになってから数名の男性に付き合おうと言われましたが興味がなくお断りしてきました。所謂ワンナイトラブもなし！
ただ、28歳の時に久しぶりに好きかも…という人が現れました。

でも、奥様とお子様がいらっしゃる方だったので一線を置いていたのですがふとした切っ掛けでセックスをしそのまま自分の気持ちも伝えました。
だからと言って奥様と別れてくれなんて言わないと、憎くもないし、出来れば悲しい思いもさせたくないというのも伝えました。
かといって付き合ってくれとは言わず、会いたい時に私から連絡しタイミングがよければ会える＝セックスという関係を3年続けています。
都合の良い女だと捉えられても仕方ない。私が勝手に好きなわけだし…と思いつつも彼はぞんざいな扱いはせず、会えない時は理由を述べてごめんとちゃんと言ってくれますし、やはり他の人と付き合った方がいいよとこんな関係やめようと言われた事もありました。
その度に「迷惑なら止めるしそうでなければそんな事言わないで欲しい」とその繰り返しでしたが2年を迎える頃にはそういう話はしなくなりました。

が、

3年経った最近は好きとか会いたいといった内容のメールは完全に無視。 なのに他の用事になら返事はしてきます。

ついさっきまで何気無い会話なら返事してきてたのに急に話題を会いたいに変えるともう返事はきません。
さすがにうざいんだろうなと迷惑ならはっきり言ってくれと言っても答えません。
そんなに怒らなくてもとかごめんとしか言わないんです。

はっきりすることを避ける彼の気持ちがわかりません。
もう会いたいとか言いません！とメールしたら なんだよ！とだけ返事はありましたが核心に迫ると返事されないまま連絡は途絶えています。
本当に何を考えてるのかわからないし彼はどうしたいのでしようか？
それからは何も連絡はしていませんが気になって終わろうにも終われないです…涙

Ａ.
こういう状態の時は、相談する相手がいなくてキツいでしょうねー。
普通っぽい女に相談すると「いいじゃんもう、どうせ不倫なんだし」とかのつまんない正論でブッた切られるし、百戦練磨のゲイバーのママなんかに話したら「そんなもんあんたが飽きられただけよ」と、ブッた切られるでしょう。ひー。

どっちにしても「ブッた切られる」なら、こういう時こそ「ヤリチンバカ男」にでも相談したほうがいいかもしれない案件ですかねー。
「そんな男いいから、俺とホテルいかね？」なんていうヤリチンの誘いを「あたし、誰でもいいってわけじゃないから」なんてブッた切ったら少しは気もまぎれるかもしれませんからね。
そんな便利なヤリチンはいない？ですね。

ともかく、あなた自身「彼とはもうこの先はない」と、わかっているのだと思います。
それでも気持ちと体が「まだ彼に会いたい」と思っていて、少しでもその可能性があればそれに賭けたい、という感じなんだと思います。

この場合ありがちで、危険なのは「奥さんがいてもいいって言ってあげているのに何なの！」という「被害者目線」プラス「上目線」の態度です。
既婚者と言っても、相手を好きか嫌いかという気持ちに関しては独身の男と同じですから、こういう威圧的な押し付けには気をつけたほうがいいと思います。

人妻が独身の男に「旦那がいるのに、俺は会ってやってるんだぜ」みたいな事を言われるのと同じです。
「人妻のくせに調子に乗るな」とか言われたら「何言ってんの？バカ？」って言いたくなりますよね。ふふ。

そんなわけでこの件に関して分析しますと、この恋は「ほぼ」終ってます。
「ほぼ」っていうのは、彼が別の女にスマホ（携帯等）をチェックされてる場合があるからです。
その場合、日常的な件には対応して、セクシーな匂いのするメッセージなどは即消されているのかもしれません。