男性はこの人には敵わないと思った女性を離さない/川崎貴子さんインタビュー

今回は、話題の出版社・ぼくら社のブログ内で、毎回バズる大変面白い恋愛記事を書き続けているぼくら社取締役の川崎貴子さんに、女子が恋愛することについてインタビューを行いました!

男の人は「この人には敵わないと思った女性」を離さない

川崎貴子さんインタビュー

――川崎さんのブログ記事「コミットしない男、面倒くさい女」の中で、恋愛は惚れられるよりも、惚れる方が楽しくて幸せ、という部分を読んで、元気になれたんですけど、人を好きになるコツや、自分から人を好きになって上手くいかせるコツがあったら教えていただきたいです。今までの経験からありますか?

川崎貴子さん(以下、川崎)

自分ばかりハマっている状態って面白くないですよね。恋愛関係だと、惚れている方が負けみたいな風潮があるじゃないですか。でも「惚れた弱み」というスタンスをとることで解決することっていっぱいあると思うんですよ。
相手が自分よりもメールや電話の回数が少ないとか、私ばっかり好きみたいというような状況で、イライラして喧嘩するのと、私の方が好きだからいいやって思えるのとでは全然違うと思います。自分の好きの量が多くてラッキーって思えるか、あームカつくって思うのか。

こんなに好きにさせてくれてありがとう、と思えると恋愛はもっと上手くいくと思うんですよ。こんなに人がいる中で、その人と付き合うって奇跡じゃないですか。私も相手が好きで、相手も自分が好きで、こんなに好きになれて、その人と定期的に会えるって、どれだけの運命なのって。ハレルヤですよ。

――それは忘れてしまいがちですね。

川﨑

実はそういう風にどんと構えてくると、逆に男性の方が心配してきますよ。今まで女の人から嫉妬を受けてきた男の人ほど、あれ?ってなる(笑)。他にいるのかな?ぐらいに。

――どんと構えていればいいんですね。

川﨑

そうそう。それで、男性の行動が不誠実だったり、おかしいなと思うことがあったら、「おかしいと思っているんだけどどう?」ってフラットに聞くことですね。

――なるほど。感情的にならずに、ということですね。

川崎

「私の事なんだと思っているの!キー!」って言ってしまうと、男性が一気にディフェンスを取ってしまうからあくまでもフラットに聞く。ま、そっちの方が相当怖いと思うよ(笑)。男の人は、この人には敵わないと思った女性を離さないですよ。

――そうなんですね。たしかにワーワー言っている方が舐められちゃいそうです。

川崎

働いている女の人は、逆のことを競っちゃうの。私の方が知っているとか、こんなことすごいことだとは思わないとか、態度で上位に立とうとしちゃうのはダメです。もっと根本的な女性の強さを見せていくといいと思いますよ。
たとえば、体だってこれはもう絶対女性の方が強いの。筋肉量は少ないんだけどね。出産すると解るんだけど、この血はどこから出ているんだろうと思うくらい血が出たり、痛すぎて絶対に死んでしまうと思うんだけど、すぐに元に戻るし生きてる(笑)。どん底からの立ち直りとか、生き方にもその強さは出ますよね。女性の。

――すごいお話ですね。

川崎

だから、ちまちましたことでキーキー言っていたらダメ。プリミティブな意味での女性の強さにひれ伏させた方がいい。

――これで大体の相談ごとが賄えるぐらいですね。ちまちましたこと言っているんじゃないよ、もっと大きく構えようって。恋愛だけじゃなく、全部のことに当てはまりますね。