前回話してくれたように、20代にして重すぎる家庭の事情を抱えるNさん(29歳、会社員)。
今回は「円満家庭で育った彼氏にその事情をどう伝えればいいか?」について、アドバイスしました。
毒親カムアウトのやり方
- アル
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大切な話はメールで伝えるのがおすすめ。
文章だとじっくり推敲できるし、最後まで伝えきれるから。対面だと感情的になったり、相手の反応が気になって冷静に話せなかったりするよね。彼が言葉に詰まったら「あ、やっぱり困らせてしまった…」と思っちゃったり。
- N
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そうですね、私は特に相手の反応に敏感になっちゃうので。LINEじゃなくメールがいいですか?
- アル
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パソコンで長文メールを送るのがいいよ。そもそもLINEの長文って読みにくいやん(笑)
- N
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目が潰れますよね(笑)
- アル
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メールのタイトルを「大切な話があります」にしたら、相手も覚悟して読むよね。それで何度も読み返して理解が深まるし、相手もじっくり考えて返信できるから。
そもそも、対面で深刻な話をするのって難しいやん?つい「このへんで笑いも入れよかな」みたいな。
- N
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そう、つい気を使っちゃって(笑)
- アル
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「あんまり深刻に話すのもな」とサラッとサラサーティーに話すと伝わらないし。相手も「サラッと流してほしいのかな」と思ったりして、すれ違いが生じる。
- N
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対面の会話だとすれ違いやすいんですね。
- アル
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こういう場合は会話のキャッチボールよりも、一方的で自己完結なメールの方がうまくいく。両親の毒親エピソードとか、これまでの経緯や事情も詳しく書こう。友達に打ち明けたら困った顔をされて傷ついた話とかも。
- N
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たしかに「またああいう反応されたらどうしよう」と怖いので…。
- アル
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彼が円満家庭育ちだから余計に不安だよね。「親子だからわかりあえる!」とか言われたらどうしようって。
- N
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それはものすごく不安ですね…。
- アル
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メールに毒親ポルノの記事のURLを貼ったら(笑)?
- N
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「ここに私の気持ちが代弁されてる!」って(笑)
- アル
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そしたら彼も「こういう言葉に傷つくんだな」とわかるでしょ。やっぱりちゃんと説明しないと、相手はわからないから。「言わなくてもわかってほしい」と期待するとすれ違うので「察して禁止令」を導入しよう。
- N
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そうですね。私は毒親の影響でイヤだと思っても我慢しがちなので「察して禁止令」を心がけます!