石原さとみじゃない女子が栗原類を落とす方法/男男した男が怖い女子にカウンセリング③

世間の呪いに負けない

ゴールデンカムイ 5 (ヤングジャンプコミックス)

そうかもしれません。なんだろう、「美即善」みたいな価値観があって、性別を越えて美しい造形が好きなので。あと芸術系の学部って、美しい女子に対する嫉妬みたいなのが全然なくて。

美は尊い、みたいな？

そう、みんなで崇めちゃうみたいな。私も雑誌で綺麗なモデルさんを見て「付き合いたいな～」とか普通に言ってます。

なるほど。私も若い頃、女子とモチャモチャしたことはあるけど「やっぱり女の子は友達だな」と思った。そもそも筋肉萌えで谷垣ニシパが好みだし。ゲイ友に「あんたは好みがゲイね」と言われる(笑)

(笑)私は線が細いのが好きなんで、あとは綺麗な肌とか。

女は男男してないもんね。私はビアンバーに行ってた時期もあるんだけど、それは男のいない空間に行きたかったから。普通のバーで飲んでると「寂しい女だからイケる」みたいに男が口説いてくるのがウザくて。

すごい馴れ馴れしいおじさんとかもいますよね。

ボディタッチしてくる奴とかね。ビアンバーにもそういう人はいるけど、女だと「まあいっか」と許せる、男だったら八つ裂きにするけど。

あはははは(笑)！

だからストレスがなかったんだよね。女子校育ちだから女だけの空間だと安らげるし。べつに軽々しくおすすめはしないけど、モチャモチャされて悪くないと思ったなら、Lの世界の門を叩いてみてもいいかもね、「頼もう！！」って。

叩いてみたいです(笑)。もともと自分はバイなのかな？という自覚はあって。アメリカのファッションコーディネイターでティム・ガンっていうおじいちゃんがいて、彼はゲイで無性愛者らしくて「ああ、そういうスタンスの人もいるんだ」って。同性が好きだけど、セックスしたいわけじゃないっていう。

うんうん、ビアンカップルでも結構いるよ。セックスはしてないとか、キスやイチャイチャ以上はしないとか。　

一度ビアンバーに行ってみようかな、友達ができるかもしれないし。

まあ街コンに行くよりは楽しいんじゃない？

絶対そうですね(笑)。街コンはほんと地獄というか、自分には合ってなかったなって。交友関係を広げてみて、好きだと思える人に出会ったら、動ける自分になりたいです。もし出会わなければ、それはそれでいいかなって。

完全生命体だし。

「ずっと彼氏のいない自分は欠陥がある」という呪いが解けたのはよかったです。これからも世間の呪いに負けないで生きていきたいです。

加齢によって解放される部分は大きいと思う。周りのJJ（熟女）たちを見てると、ますます男いらずになってて「今が一番楽しい！」と言ってるよ。

女友達も30越えてからどんどん楽しくなったと言ってて、私もJJになるのが楽しみです！

Text／アルテイシア

次回は＜「イオンの更衣室でギャン泣きしました」隣の芝生が青い女子にカウンセリング①＞です。
「結婚しなければ女ではない」そんな圧力も最近はずいぶん弱まってきました。けれど、社会の風潮と自分の心のあいだにに生まれるギャップは存在します。幸せそうに暮らしていた自分の母親と、独身子なしの現状を比べて落ち込む…そんなアラサー女子はどうやって心に折り合いをつければいいのでしょうか？アルテイシアさんのカウンセリングです。