女同士で精子も折半で買えばいい

K:ひとり親だと保育所も絶対入れるし、いろんな手当や補助もあるし。使い物にならない旦那がいるぐらいならシングルのほうがいい、と個人的には思う。

アル:「1人で育てるのは不安」という気持ちはわかるから、子どものほしい女友達同士で一緒に住んで、子育てできるといいよね。

K:女同士の方が絶対いいと思う!家事や育児もスムーズに分担できるし。共働きの子育て夫婦を見てると、妻の負担が断然多いうえに、夫の「手伝ってやってる感」がムカつくもん。
女同士で子どもがほしければ、精子も折半で買えばいい。

アル:そもそも恋愛が絡まない方がこじれないよね。
知り合いの女性は長い付き合いの男友達と「恋愛やセックス抜きで家族になろう」と合意して、友情結婚したんだけど、すごくうまくいってるよ。恋愛感情より友情の方が信用できるしね。

 そんなふうに、家族のカタチも自分で選べばいいと思う。信頼できて支え合える人と、お互いにとって居心地のいい関係を築けばいい。

K:私の周りにも「恋愛にオクテで興味も薄い、でも家族はほしい」という女子が多いから、恋愛→結婚というルート以外で家族を作れるといいよね。

アル:本当は「結婚」がしたいわけじゃないのに、結婚しなきゃとか、結婚できない自分はダメだとか悩むのはもったいないよ。だったら「女友達を大切にして、ネットワーク作りをしていこう」とか考えた方がいいよね。

K:それに結婚しても夫が先に死んだり、子どもは巣立っていったり、最後はおひとりさまになる可能性が高いんだから。

アル:現時点で65歳以上の女性の55%がシングル(死別・離婚・未婚含む)なので、我々の老後は未婚の割合が大幅に増えて、シングルだらけだと思う。

 ニコ動で金田淳子さん(BL研究家・社会学研究者)と対談したんだけど、金田さんも恋愛や結婚に興味がなくて、「老後は女友達とオタク老人ホームを作りたい」と話してたよ。「80歳になってもカップリングでケンカとかして、楽しく暮らせるんじゃないか」って。

K:それはすごく楽しそう!老後に希望がもてるわ。

アル:私も女友達と「おばあさんシェアハウス計画」を立てているので、Kちゃんもよかったら参加して。ドクターがいてくれると心強いわ。

K:それはぜひ参加したいな~。女子校の寮生活みたいでいいよね。

アル:リビングにジョジョのフィギュアを並べて、カーズ様の文鎮も飾ろう(笑)

 ひと昔前は「結婚・出産=女の幸せ」という価値観だったけど、今は多様化してるよね。選択肢が増えたぶん「自分の幸せは?」「本当にほしいものは?」をみずから考えて選ばなきゃいけないんだと思う。

K:幸せは人それぞれだもんね。私は生きるのが辛かったからこそ「自分が本当にほしいもの」を突きつめて考えられたし、いま娘といられることが幸せなんだと思う。

アル:<悩み解決のカギは「自分の声」を聴き分けること>の記事でも書いたけど、自分の幸せを他人はジャッジできないし、他人にジャッジを委ねてはいけないと思う。
他人の声に振り回されず、自分の声に耳を澄ませば、「自分にとっての幸せのカタチ」が見つかるんじゃないかな。

Text/アルテイシア

次回は <トイアンナ方式・ポリアンナ方式・ジョブインタビュー…など!婚活女子を救うヒント集>です。
婚活に励む女子。これから婚活をスタートする女子。婚活に疲れてしまった女子…AM読者の皆さんは、このいずれかに分類される方もいらっしゃるはず。そこで、今回はアルテイシアさんが「婚活女子を救うヒント集」として、婚活を軌道に乗せるアドバイスを紹介!ぜひ、騙されたと思って試してみてはいかがですか?