前回記事<チンドン屋から黒髪ロングへ!自分を貫くための「男受け」ファッション>もどうぞ!
「あの男わたしが下痢嘔吐キメたらどんな顔するだろう」
以前、ウイルス性腸炎に罹患してウンコを漏らした話を書きました(のっけから汚い話ですみませんね)。
あと一歩でトイレに間に合わず、ごく少量をパンツ内にリリースしたのですが、少量とはいえ成人女性としてはショックで「ウンコを漏らしたー!!」と叫ぶと、駆けつけた夫に「よかったじゃないか」とポンと肩を叩かれ「何がよかってん…」と脱力する脱糞妻。
「ウンコを漏らしてこそ一人前だ」と夫は意味不明なことを言ってましたが、それでも親身に看病してくれました。自分が死ぬほど苦しんでる時に迷惑そうな顔をされたら、百年の恋も冷めるでしょう。
夫婦とは、下痢嘔吐している時に看病しあう関係。
結婚して現実を知ると、キラキラした王子様なんて求めないし、夫婦は共に人生を戦うタッグパートナーだと実感します。
独身女性は「あの男わたしが下痢嘔吐キメたらどんな顔するだろう?」と岡村靖幸風に空想して、パートナーを選んでいただきたい。
が、メディアは女性にキラキラ洗脳をかけてきます。
女性誌には「記念日は夫と思い出のレストランで食事しました☆」と素敵な写真が載っていて「その後、牡蠣にあたってウンコを漏らしました☆」と後日談が載ることはない。
メディアはキラキラした非日常という一部分のみを切り取るけど、結婚後はリアルな日常が何十年も続きます。
その中で自分や夫がウンコを漏らさなくても、子どもが漏らすことはあるでしょう。自分や夫も今は漏らさなくても、老後は漏らすかもしれない。
にもかかわらず、メディアは「キラキラ女子にならなければキラキラした結婚は手に入らない」と読者に誤解を与えています。