本気を出せるキッカケは?
- AM
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「本気を出せるかどうか」がカギなんでしょうね。これは恋愛に限らず、仕事とかもそうですけど。
- アル
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環境も大きいと思う。営業の神みたいな先輩は、バツイチのシングルマザーで「私が稼がねば」とずっと思ってきたらしい。「夫の稼ぎに頼れる人と違って、余裕のなさがドライブになった」と言っていました。…あと最近、女友達から「今年、36歳と37歳の妹がいっぺんに結婚した」と聞いたんだけど。
- AM
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いっぺんに2人はすごいですね!
- アル
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2人とも35歳を過ぎて本気で焦ったらしい。それで婚活を始めたら、姉妹で競争原理が働いたらしく。というのも、2人とも実家暮らしで「自分だけ残って両親と3人暮らしのなるのはイヤ!!」と心底思ったそうです。その家は両親が保守的で「結婚するまで1人暮らししちゃダメ」って主義なんですよ。そういうアゲインストな環境が追い風になることは多い。
- AM
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たしかに1人暮らしが快適で、日々充実していたら、本気に火がつかないかも。
- アル
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風邪を引いて死にかけるとかしないとね。体を壊す・親が倒れる・震災が起こる…みたいなイレギュラーな事態、ピンチになった時に本気に火がつくから。女友達が2人、子宮筋腫が見つかったのをキッカケに結婚したんですよ。2人ともかなり大きな筋腫で「妊娠を望むなら、子宮を温存して筋腫だけ切除する手術を受けた方がいい」とお医者さんに言われて。それで「いつか子どもはほしいな~」から「絶対に子どもはほしい!」に変わったらしい。
- AM
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いざ体にメスを入れるとなったら、真剣に考えますよね。人生とか将来とか、自分が本当にほしいものは何かとか…。
- アル
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それによって「本気」が発動するよね。2人とも彼氏いなかったんだけど「子どもがほしい、パートナーを見つけよう!」と本気になったら、1年で結婚したんですよ。で、手術後に妊娠出産して、今ではお母さんになっています。
- AM
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よかった…!!
- アル
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これもピンチをチャンスに変えた例だよね。2人とも「筋腫が見つからなかったら、旦那と結婚してないと思う」と言っていました。積極的に出会いも求めなかったし、出会っても「もっといい人がいるかも?」と決められなかったって。何より、男性を見る視点が変わったそうです。「筋腫の手術を受けて、そのうえで子どもがほしいって思いをちゃんと理解してくれるか? かつ、一緒に子育てしていけるパートナーか?」という目で男を見たと。
- AM
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視点が変わるって本当に大事ですよね…。
- アル
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いっぺんに結婚した姉妹も、旦那さんは地味でオクテだけど優しい、妻をすごく大切にする人たちなんだって。女友達は「2人とも居心地よくて幸せそう」と話していました。本気で結婚を考えたら「本当の幸せは何か?」が見えるんだと思う。刺激やトキメキよりも大事なものがあるって。私は「結婚してから愛情を育てていく」パターンってオススメなんですよ。恋愛よりも家族愛の方が強いから。恋愛感情は冷めていくけど、家族愛は年月を重ねるごとに深まっていくから。