成功の鍵は「積極的に意見を求める」

AM: 怒られたら紹介し損ですよね。
でも「誰でもいいから紹介して!」とお願いするくせに、文句言う子もいますね。

アル: いる。あと「こんなところがイヤだった」とか、紹介後にいちいち報告してくる子とか。
断るにしても「いい人だけど私には合わないみたい、ごめんね」とサラッと言って「でも紹介してくれてありがとう」と感謝すれば、次に繋がるわけだし。
紹介する側は何の得もなく、親切心でやっているわけでしょ?それに砂をかけるような真似はしちゃダメですよ。

そして、「素直に人の意見を聞ける」のもポイントだと思う。
昔、長身でヅカの男役っぽい女友達に男を紹介したんです。彼女はいつもボーイッシュな服装だから「スカート履いていったら?」と言ったんですよ。
そしたら「どうしよう、スカートって喪服しか持ってない!」と返ってきて、「喪服はマズい、しめやかになってしまう!」みたいな(笑)。
彼女はその帰り道にスカートを買いに行きました。そういう子は婚活も成功しますね。

AM: 「見た目にこだわる男なんて」「これが私のスタイルなの」とかウダウダ言われると、面倒くさいです。

アル: 素直に聞かない人は、誰も意見を言ってくれなくなるし。
「自分から積極的に意見を求める」のも成功の秘訣だと思う。

昔、知人に男を紹介したら、彼女は頑張って話さなきゃと気負ったらしく、早口でワーッとしゃべり倒して。相手も若干引いていて、うまくいかなかったんです。
その後、彼女は「私、貧乳だし…」とか言うし、「いや、乳は関係ねえ!」みたいな。

自分を客観的に見るのは難しいから、「本音で意見を言ってほしい」と周りに頼むのがいいと思う。基本、周りは気を使って言えないから。「35歳でそのつけマツゲはちょっと…」とか思ってても言えないでしょ?

AM: それはかなり言い辛いですね(笑)。

アル: 似合うモノも変わってくるからのう。
私もAラインの花柄ワンピとか着ると、狂女っぽくなるんですよ(笑)。だから「狂女に見えたら教えてくれ」と友達に頼んでいます。

三十路を超えると、モテの逆転が起こる!

アル: 三十路を超えると、モテの逆転が起こるんです。
昔モテてた女子は、チヤホヤお姫様扱いされるのに慣れていて、30歳過ぎても要求は高いままって人が多い。「この年まで待ったんだから」と要求や条件が上がる人もいるし。
そういう人は損益分岐点に気づいてないんだと思う。

AM: 自分の価値は下がっているのに、男に対する要求は上がっていくパターン…それは一番厳しいですね。

アル: それに若くて可愛い女が好きな男は、ずっと好みは変わらないから、もっと若い子にいくんです。
その時「若くて可愛い」を売りにしていた女子は、アイデンティティ・クライシスに陥ってしまう。「コムスメに負けない!」的な痛い女になったりとか。

会社員時代、バブル世代の女の先輩とコンパに行ったら「男が奢らないなんてありえないわよ」とドヤ顔で言っていて。お店の不満とかも言うから「こっちまでバブルの一味やと思われるやんけ!」と。

AM: バブルの一味(笑)。

アル: 一方、昔モテなかった人は要求が高くないから、男もリラックスして付き合えるんです。
男も結婚相手に選ぶのは「一緒にいて楽な人」だから。お金のかかりそうな女は敬遠されるし。こうして、モテの逆転が起こると。