「選ばれる」じゃなく「選ぶ」立場で考えよう

アル: 『anan』 のホリエモンとひろゆきさんの対談を読んだんですけど。
好きなタイプを聞かれて、堀江さんはたしか「バカな子が好き、頭のいい子は苦手」と答えていて、ひろゆきさんは「面白い子が好き」と答えていて、対極だな~と思いました。

AM: それはほんと真逆ですね(笑)。男性の好みも様々なんだとわかります。

アル: 女は「選ばれる」じゃなく「選ぶ」立場で考えた方がいいと思う。自分はどんな男とどんな付き合いをしたいのか?って。

はあちゅうさんとの対談でも、堀江さんは「女の子とは食事やセックスを楽しめればいい」とバブルっぽい発言をしていましたけど(笑)。
「かつ、弱ってる時に看病に来てくれる女」って、つまりは究極に都合のいい女ですよね。

女性側は「自分はそういう付き合いをしたいのか?」、つまり「相手じゃなく自分が何を望むのか?」を考えた方がいいですよ。遊びの恋じゃなく、パートナーを見つけたいなら。

AM: どうしたら男に選ばれるか?という受け身な発想じゃなくて。

アル: うん。「自分はどうしたいか、何を選びたいのか」「都合のいい関係でいいのか、それとも対等な関係を望むのか?」と自問すれば、答えが出ますよね。

まあ、経験してみるのもアリだけど。
私も昔はバブルっぽいデートによく誘われて、高級懐石で「イカが透き通ってる~!」とか言いながら「彦麻呂か?」と思っていました。

AM: グルメレポ?みたいな(笑)。

アル: 「イカが透き通ろうがどうでもいいよ、つまんねえ!」と内心キレていましたね。それで「私は会話が面白くないと無理なんだな」と痛感していました。

あと仕事の話をして「へ~よくわかんないけどスゴイね~!」とか言われたら、こいつバカだって分かるじゃないですか(笑)。
それで「私は仕事が大切だし、大切なものを理解してくれる男じゃないと無理だ」とふるいにかけていました。

AM: そうやってふるいにかけていけば、本当に合う人が残りますよね。

アル: こういう話をすると「あなたは選べる立場だから、モテるから」とか言われるけど、私は全然モテない。9割の男にはモテない。
でも、ニッチな需要はあるんですよ。で、ニッチであればあるほどマッチングしやすいんです。

たとえば私、高校時代に同級生を殴ったんですけど。

AM: えっ、そうなんですか(笑)?

アル: お嬢様学校だったから「我が校始まって以来の事件です!」とか大騒ぎになっちゃって(笑)。
そいつは陰湿なイジメが大好きな女で、仲のいい子が被害にあったんですよ。それで血祭りにしてやると思って、ボコボコに殴ったんです。「クリリンのぶんだー!」って。

この話をすると、ほとんどの男は引きます。でも「いいなあ!」と食いつく男もいるんですよ、数は少ないけど。

AM: たしかにアルさんらしさが詰まったエピソードですよね。正義感の強さとか…。

アル: 凶暴さとか(笑)。まあ大半の男は「こんな凶暴な女は勘弁」と引きますが、食いつく男とは確実に仲良くなれます。

「弱くて従順な女がいい」って好みとは真逆の「意志のある強い女が好き」という人達なので。数は少ないけど、そういうニッチな男もいるわけです。