安心と刺激は混じりあえるもの

人が人に惹かれあう/惹かれあい続けるには”安心と刺激が共存していること”が重要だと思う。

自分と似た部分で親近感(=安心)を覚え、自分と違ったことをする相手に面白味(=刺激)を覚える。
付き合うまでの段階なんて顕著で、赤の他人だった二人が共通点を頼りに警戒心をほどき(=ひとまずの安心)、相手を強く知りたいと興味と魅力を感じるから好きになる(=刺激)。
そして先に述べたように付き合いが続くにつれて安心の成分がまた強くなっていく。
こんなスタートが多いだろうし、手練れの女好きはこのプロセスを意図的に再現しようとする。

で、その過程でどちらかの属性に相手の捉え方(自分の感情)を振り切りすぎているから、バランスが崩れる。安心は面白みに欠け、刺激は不安を誘発するから。

安心と刺激というキーワードをいったん横において、恋愛感情を波形に捉えてみても同じことが言える。
関係の初期段階においては大きなアップダウンの波があるだろうし、お互いにイベントを盛り上げようとする気持ちも強い。
でも、関係が長くなるにつれてアップダウンの幅は極端に小さくなっていて、「悪くはないよね」的なテンションになりがち。

でも、「恋愛の熱」は平熱になっていって良いんだと思う。
そのときに重要になるのが、より繊細な目線で彼(彼女)を見つめることだと俺は思う。