キーワードは「もっと知りたい」

やり方はいくらでもある。
この人、自分が知らなかったことを教えてくれる。興味を持っていたけど、踏み出せなかったものに連れて行ってくれそう。一緒にいるとメチャクチャ盛り上がって高揚する。昔からの友人のように異常にリラックスしてしまう居心地の良さ。
自分の持っているウリを、ターゲットにじっくりと味わってもらう。その人が自覚していようが、無意識であろうが、あなたのことを無視できない状態にするのがゴールです。

より具体的に言えば、キーワードは「もっと知りたい」です。

振り返ってみてほしい。
自分が誰かを好きになるときのスタートは「もっとその人のことが知りたい」じゃないでしょうか?

なんとなく気になって、もっと話を聞きたい。その人の正体を掴みたい。
それが素晴らしいものだったら自分に目を向けてほしい。だからまた会いたくなる。思い出してしまう。
これが関係の初期段階における<魅力>の正体だ。

このことを徹底的に自覚してほしい。そしてそういう風に振舞っているか自分を見つめてみてほしい。

女の子は多方面にモテる必要なんてない。自分が人から求められる存在になった錯覚を味わえるだけだ。
自分がちゃんと幸せになれる相手を見極めて、狙い通り一緒になること。
それ以外のけなげな努力の多くは身をすり減らすだけだ。

これは何度も書いているように自分の幸せの軸・価値観を見極めて、それを実現してくれる相手に自覚的にアプローチすることで可能になる。
偶発的なきっかけに頼れない/これまでの恋愛に後悔している。そうであれば、これしか方法はない。

今回の「もっと知りたい」をくすぐるというのはアプローチにおけるひとつのスキルという位置づけだ。
上手くいく/いかないは技術も運もある。それよりも、この事実をまず把握できているかが何よりも大事なことだ。