肉を前にしてもがっつかない!
男の「食べるコが好き」思考を利用し、脳内プレイを

鈴木みのり エロしぐさ itsdandanworld

 バーベキューだと、つい「肉ー! 肉ー!」とがっついてしまいがちですが、一歩引いてみるのはいかがかと。
肉に対する欲望はあくまでうちに留めながら、平静を装って食べる。

 昨今は、赤文字系のモテ路線なのに、「アタシ、そういうのもイケるよ☆」アピールに余念がない “あえてガール” がはびこっていて、「……私は昔からモツ焼き屋も焼き鳥屋も、立石のせんべろも行ってたのに!」と、自分の領地を侵され歯がゆい思いの文化系女子もたくさんいると思います。
男も「食べるコってイイよね~」とか言いがちだし。

 そんなゆるふわガールのあえてパワーみたいに、力で押せないなら技で勝負!
文化系の面目躍如とばかりに、熱くてなかなか一気に食べられない肉をハフハフしながら、脳内で「私の口に肉が入って……ヤッ! に、肉汁がしたたる……だ、だめぇ、もうちょっと、ゆっくり……シテ?」とかいうセリフでも考えてください。 「肉便器」「汁男優」とかいう単語も背景にちりばめつつ。

 もはや、しぐさではなく心構えの域だけど、その微妙に控えめな心理が作用して、口の周りについた肉汁を指でソッと拭き取るささいな一手さえも、エロく受け取ってもらえるかもしれません。
欲望の象徴たる肉に、恥じらいのスパイスをこっそりまぶして食べれば、乙女心というインナーマッスルを鍛えられそうです。

 照沼ファリーザという友人が、食べ物や食べるという行為と、エロいとされる行為やシチュエーションを掛け合わせた写真を収めた、『食欲と性欲』という写真集を2011年にイースト・プレスより発売しています。
そんな彼女とよく話すのは、「食欲にしろ性欲にしろ生理的欲求を表に出すということは乙女として恥ずかしい……」ということ。
『ドラえもん』で著名な藤子・F・不二雄先生の短編に『気楽に殺ろうよ』というものがあり、性欲が表されることが恥ずかしいとされている既存の社会の価値観が反転し、「罪深く気はずかしいふんい気で」(原文ママ)食事を取るという、食欲こそ恥とされる世界が描かれていました。気恥ずかしさとは、文化なのです。

 こないだファリーザと行った居酒屋で、我々はステーキのフォアグラ添えをオーダーしたんですが、ゆっくり口もとに運んでくわえこんだら、目をつむって首をヨコにフリフリ、ン~!おいしい! と、一口に乙女をかけて堪能しましたよ♡

 次回は、「フェスで使えるエロしぐさ」をお届けします。

Text/鈴木みのり

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