辛酸なめ子対談「女子校出身は露出が激しいファッションをしがち問題」

女子校・共学育ちがそれぞれ恋愛観に与える影響について、辛酸なめ子さんと朝井麻由美さんにお話いただきました!ブスが不利にならない女子高の環境だからこそ、自分がブスであることにも美人であることにもまったく気づけない…そのギャップは社会に出たとき、はたして!?

 女子校出身者と共学出身者では、それぞれの恋愛観に強い違いがあると感じたことはありませんか?
 女子校のあるあるを集めた『女子校ルール』(中経出版)発売を記念して、女子校出身である漫画家・コラムニストの辛酸なめ子さんと、女子校ルール研究会会長の朝井麻由美さんに、女子校ならではの恋愛観についてお話をうかがいました。

女子校出身者の外見に関して

辛酸なめ子 朝井麻由美 女子校

―友人が話していたのですが、共学は週5で自分がブスであることを確認作業しているようなものだと。
ずーっと男性と一緒にいるんで、可愛い子と自分の差を毎日毎日3年間確認して…。

朝井麻由美さん(以下敬称略):
あります、あります。そうなんですよね。

辛酸なめ子さん(以下敬称略):女子校だと、そんなにかわいくない先輩でも、後輩にファンがいっぱいいたりするので。

外見での差別意識みたいな劣等感はそこまでないんですよね。

朝井:そうだと思います。外見での劣等感は共学の方が育つと思います。

―女子校はあまりブスとかの概念はないんですか?

辛酸:ブスよりも面白いとか、おしゃれだったら、ブスでも全然人気になれて。
あとは強いて言うなら、脚が細いとか、スタイルがいい子が羨ましがられます。

誰々ちゃんと私、どっちが脚細いと思う?とか聞かれたりとか…。

朝井:いわゆる「観点が女子」ってことですよね。

辛酸:そう考えると、ブスの劣等感や意識がない分、社会に出てから男性に対して「友達の○○ちゃんって子がすごいカワイイんだけど」って連れてきても、大したことがないということになりがちかもしれない。
女同士での「かわいい」なので。

―男目線が一切入っていないんですね。

辛酸:そうですね。

朝井:あと、女子校出身の人は根底に「女子は味方」という意識がある気がしていて。
同性に対して厳しくないんです。
共学で下手に心の中に卑屈の花が咲いちゃった人は、同性に対してめちゃくちゃ厳しい。

辛酸:美人が嫌いとか、整形を調べたりとかですかね。

朝井:すごく卑屈だと自覚しているのですが、美人に対して全力で応援するという気持ちに正直なれなくて。
美人を見るのは好きなんですけど、じゃあ全力で手放しで「大好き!」と言えるか?と言ったら…少ーし嫉妬の気持ちがあるなぁと。
ただただお顔が美しいだけで少しもおもしろいことを言わないスイーツ()みたいな人には特に厳しいですね…。
もうただの嫉妬ですよ、嫉妬(笑)。