彼に理想を押し付ける心理は“未熟な自分”の裏返し

大人女子は恋人に対して、ありのままの相手を受け止め、もし欠点があれば、成長を願います。
相手に理想を押し付けることはしないし、むしろ“彼と一緒にいることで幸せになる自分”に変わっていきます。

例えば、彼が社交的ではない場合は、「彼は口数が少ないけど、その分、彼は軽々しい発言はしないし、誠実なところがある。彼が人付き合い下手なら、そこは私がカバーすればいい。彼は彼なんだ」と考えます。
そんな彼女だからこそ、彼も守りたくなるし、良い関係を築けるのです。

「彼を変えたい!」と思ったときは、相手を変えることでしか状況を改善できない自分の“未熟さ”と向き合うことも大切です。

人は苦手なことや能力以上のことを求められると、窮屈な思いをします。
だから、「○○すべき」という理想を押し付けると、関係が悪化してしまうのです。

人それぞれ、苦手なことはあります。それも含めて相手を好きになることが、本当に相手を愛するということです。
相手とうまくやっていきたいのであれば、相手を変えることばかりに躍起になるのではなく、それを補える自分になりましょう。
また自分では補えない場合は、別の手段を考える知恵と対応力を持った方が、結果的にストレスも少なく、幸せになれます。それが出来るようになると、2人の絆はより強くなり、唯一無二のパートナーになるのです。

人生は、何もかもが理想通りだったら満たされ、幸せになれるというわけではありません。
うまくいかないことをお互いに補い合って改善していくからこそ、より豊かになっていくのです。

凝り固まった観念は捨てて、もっと柔軟に恋人と快適な関係を気づきましょうね。

子供おばさん……パートナーに自分の理想を押し付け、関係を壊す。
大人女子……パートナーと欠点を補い合って、絆を強める。

Text/ひかり
記事初出:2013.08.20