忙しい自分が大好き!

まずは「本当に忙しいのか?」という疑問に関して紐解いてゆきましょう。意外に感じるかもしれませんが、答えは「イエス」。彼らは決して嘘をついているわけではなく、本当に忙しいのです。ただし! 

例えば今月中に終えなければならない業務が10件あるとしましょう。その10件という量を「忙しい」と感じるかor忙しさを感じないか、この点に関しては人によって差が出てきます。忙しいと主張する男性たちは、10どころか7とか8でも、なんなら5でも「ヒエー、俺は忙しい」と捉えるのでしょう。要するにキャパシティが狭いのです。世の中には10以上の、20とか30の量でも忙しさを感じない男性も存在するのに……やれやれ。

そのうえ厄介なことに、彼らは「忙しい自分」が大好きです。貴女の会社にも必ず1人はいるかと思うのですが、「寝ていない自慢」「休めていない自慢」「昼メシ食っていない自慢」をするタイプなのでしょう。ランチ休憩をとる時間もないほど忙しい俺、残業で睡眠時間が確保できていない俺、休日出勤や接待ゴルフで土日も忙しい「俺」に陶酔しているのです。

つまり忙しい族の男性は、確かに貴女のこともイチ女性として好きと思っているとしても、それ以上に「忙しい自分が大好き」なのでしょう。そんな男性たちが、いざヒマになったら言動はどう変わるのでしょうか? どんな会社にも閑散期はあるはずですからね。

もし会社が閑散期になったら?

残念ながら彼らは、閑散期になったらなったで、無理にでも「忙しさ」を作り出します。お手すきの時期だからこそ過去の資料整理に着手したら、けっこうな量があった的な。なので彼らは、定年退職の日を迎えるまで、未来永劫忙しいのです。なんなら定年退職後も、再雇用制度に乗っかって死ぬまで「忙しい自分」を貫くでしょう。

なので忙しい族の男性を好きになってしまったら……。相手を変えることは不可能なので、忙しくても会えるような隣近所に引っ越しましょう。相手が変わらないなら、こっちが住所を変えるのです。

既にお付き合いしている彼氏が忙しさを理由に結婚を先延ばしにするなら、指輪も挙式も新婚旅行も「落ち着いたら」ってことにして、婚姻届けに署名捺印するだけなら5分で出来るのですから、とりあえず役所から婚姻届けを貰ってきましょう。本来は2人揃って貰いに行きたいところですが、相手を変えるのは不可能なので、こっちが「婚姻届けくらい、1人で取りに行くわい」と、自分の思考を変えましょう。

Text/菊池美佳子