40代が恋愛やセックスをするのは気持ち悪い?忘れられないママ友の言葉

産後、なんとなく疎遠になってしまった10歳くらい年下の女友達がいる。お互いの出産の時期がちょっとずれている上に、子どもの性別が違うからママ友として付き合いにくいとか、住んでいるところがちょっと遠いとか、相手が酒を飲まないとか、いろいろ理由はあるけれど、それは疎遠になりがちな理由のひとつでしかない。

なぜなら子ども同士もっと年齢差がある上に性別も違い、さらに家ももっと遠く、そして酒も飲まないけれども親しくし続けている女友達も実際いるからだ。じゃあ、なぜあの子とは疎遠になってしまったのだろうと考えると、彼女のとある発言にいまだ引っ掛かっているからだという結論に達する。

恋人とイチャイチャするRちゃん

共通の女友達のことだった。仮にRちゃんとする。Rちゃんは40代半ばくらいの独身で、付き合い立ての恋人がいた。恋人との仲は非常に上手くいっていて、飲み会に手を繋いで登場するくらいには人前でイチャイチャするカップルだった。散々、惚気話を聞かされもして、本音をいうと辟易することもあったけれども、付き合い始めの色ボケを受け入れるくらいの余裕はわたしにだってある。むしろ「セックスはどうなの、セックスは!」と促してはRちゃんの床事情の赤裸々トークを楽しんでいた。

ある時、年下の女友達とふたりでご飯を食べていた時のことだった。突然女友達がいった「Rちゃん、気持ち悪くない?」と。「えー、別に。まぁ惚気が凄いけども」と言ったところ、彼女はこう返してきた。「だってさ、わたしよりもわたしのお母さんのほうが年齢近いくらいなのに、セックスとかしてるの、気持ち悪くない?」と。

お母さんがセックスをしているところを想像するのは、わたしだってさすがに気持ち悪いけれど、別によその人であれば50代だろうが60代だろうが70代であったって、セックスをしていてもらって構わない。ゴザムシリとかロクニヌレズとも、ナクトモとか言われているわけであるし。むしろいくつであっても恋人がいるほうが日々は楽しそうだし、実際Rちゃんはイキイキ、ツヤツヤしていた。

けれどまぁ、自分よりもお母さんに近い年齢の女友達が発情中! といった佇まいであることに嫌悪感を抱いてしまう気持ちもわからないではない。40代が恋愛やセックスに囚われ続けていることに関して、受け入れられるか受け入れられないかなんて、その人の裁量であって、見解の違いで揉めても仕方がないから、その場はスルーした。