一日の終わりに!贅沢な時間を演出するドイツのスイートワイン
それでは最後にドイツの甘口ワインをご紹介します。
こちらは私個人のTwitterでも、過去最も反響の大きかったワインで、最後にぜひとも紹介させていただきたいと思っていました。
ドイツの甘口白ワイン「ゴルトシャッツ ベーレンアウスレーゼ」。
遅積みにより完熟したブドウから生まれたこのワインは、少量飲むだけでも満足度は充分。ハーフボトルですが、まさにちょうどいいサイズと言えます。
ピーチやカリン、ハチミツ、キンモクセイの華やかな香りが一面に広がり、豊潤でまろやかな甘味ときれいで伸びやかな酸味がとても心地いい。アルコール度は低めで軽やかなので、身体にも優しく馴染んできます。
カルディで買えるドイツのチーズ「カンボゾーラ」との相性は素晴らしく、白カビがベースにありながらもブルーチーズの要素もある同一国のこのチーズは、まさにこのワインとの最高のマリアージュを演出してくれます。その他にも、パテ・ド・カンパーニュや鶏のレバームースとの相性も抜群。
このワイン自体が素晴らしいデザートと言っても過言ではないので、一日の終わりの癒しの時間にも最適です。
開けてからかなりの長い間、品質も保持されますので、飲みたい時に少量づつ楽しめるのも、甘口ワインの強みと言えるでしょう。
最後に
ワインと料理というのは音楽のように、共に過ごす時間をより素晴らしいものに演出し、そして素敵な時間を記憶としてずっと残してくれます。
今回ご紹介させていただいたワインがその一助になれば、私としてもとても嬉しく思います。
最後までご覧いただき誠にありがとうございました。ワインと料理と共に、お二人のかけがえのない時間をお楽しみください。
Text/ソムリエ・ワインディレクター 田邉 公一
田邉 公一
ワインディレクター。レストランやワインショップ、イベントのワイン、飲料のディレクターを務める。ワインスクール講師。第6回 キュヴェ・ルイーズポメリーソムリエコンテスト 優勝 。Twitterのフォロワーは2.9万名を越える。(@tanabe_duvin)
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