外国人の恋人がだったら、日本食NGボーダーを探るべし

ただ、幸運なことにパリは大きな街で日本人街もあり、日本食スーパーもあるのでお金を出しさえすれば日本食のだいたいの物が手に入ります。
ただし、納豆が3、4つセットで4ユーロくらいします!
日本だと100円くらいですよね? 海外では日本食が超貴重品なのですよ。

こうして日本食をパリでも食べることは可能、なのですが一人で食事するならば、お金がかかろうと日本食を頑に食べていたって問題ありませんが、外国人のパートナーと一緒に生活するとなると、彼が日本食を食べれる人かそうでない人かといので、地獄か天国かくらいの差があるのです。

パリでは日本食がずっと流行していて、米や寿司が健康的かつトレンディーな食べ物だと思われているので、日本食好きなパリジャンも少なくありません。
ところが、日本食=SUSHIだけだと思っているフランス人も多いので、そういう人と結婚すると、「朝からみそ汁なんて塩辛いものは食べられない!」(パリジャンは朝食に甘いものを食べるんです)やの、「納豆なんて食べ物じゃない」だのと言われてしまうこと日常茶飯事。

どちらかが妥協しなければなりません。
カップル、夫婦、常に妥協しつづけるものでしょうが、「食」って、空気と同じようになくてはならない、あたりまえの日常要素だけに、二人の味覚が合わないとだんだんストレスになってきます。

もし、外国人のパートナーと一緒になりたいならば、ぜひ彼の日本食NGボーダーを探りつつ、レストランの寿司だけでなくあなたの手作り日本食を一緒に食べてみてください。
これ、本当に命取りになるほど大事な感覚ですので!

Text/中村綾花