パリの歌舞伎町にあるセックスショップを突撃!

パリで見かけたTENGA

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 日本ではあのオナニーグッズTENGAが女性版を発売したと話題になっているようですね。

 実は私、ネット公開イベントを企画してTENGAの本社に女子を数名引き連れ、ほぼ全商品を試し使いさせてもらったことがあります。
といっても男性用なので指を突っ込んでのお試しでしたが。

 連れの女性の一人は「え~! 自分の膣と一緒だ!」といって、ズコズコと指を入れたり出したりして大興奮していたのですが、率先してTENGA本社に乗り込んだはずの私は、想像以上に本物を越える全TENGA商品精密な感触に、なんだか具合が悪くなってしまったのです。
本当に自分の膣に手を入れている変な気持ちといいますか…。

「もうTENGAがあれば膣はいらないってことだね」とすらまで思い、妙にテンションが下がってしまったのを覚えています。
いや、それくらいすごい製品だってことなんですけどね。

 実は最近、パリでそのTENGA商品たちを見かけたんです。

 それはどこかというと、パリ市庁や近代美術館が並ぶパリの中心地、マレ地区にあるセックス雑貨を扱う「Passage du Desir」(パサージュ・デゥ・デジール)というお店です。
直訳すると「欲望通路」といったところでしょうか。日本語にすると、とたんにエロ渋い印象ですね。

 マレ地区というと、パリで一番オシャレな人たちが集まるショッピング街で、ゲイとユダヤ教徒らが集まっている場所でもあります。

 有名ファッションブティックや、雑貨店、ユダヤ系のカフェ、そしてゲイ専門のセックスショップや本屋などが狭い路地にぎっちりと並ぶこの地区のほぼ中心に位置するこの店は、一見、インテリア雑貨屋さんかな? と思わせる店構え。
ショーウィンドーには、パーティーグッズを思わせるディスプレイで、よく見てみないとセックス雑貨を扱うお店だとは分からないまま気軽に足を踏み入れてしまいます。

 中に入ると女性のセクシー写真やショッキングな色を使うようなドギツイ装飾は一切なく、カラフルな雑貨(?)が棚に並べられています。
手にとって見てみると、ただのショットグラスかと思いきや中にペニスが起立していてたり(スイッチを押すとそれが光る!)、小さなラムネが連なってできた、ハートのロゴ入りTバックパンティーや、ブラジャーだったり(食べながら脱がすってことか!)、シャネルばりのシックなデザインのフェロモン入り香水シリーズが置いてあったり、すべて気兼ねなく手にとってじっくり思いをめぐらせることも可能です。

 私の後から入ってきた、買い物途中のマダム2人組み(50代くらい)が「何このお店!!」と言いながら、雑貨達を手にとってはキャッ! キャ! とハシャギはじめました。
他には若いカップルや観光客らしき人も何人かちらほら。

 お店の奥の方(といっても特別カーテンが仕切られているわけではなく)へ進んでいくと、一角にTENGA専用の棚があり、一連の商品が神々しく陳列されていました。
TENGAコーナーを発見した時はまるで、旧友と道端で再会するような驚きとなつかしさ、そして誇らしさを感じました。

 そのTENGAたちの横には、日本の女性雑誌でオサレに紹介されていた気がするピンク色をした女性用のローター商品の数々が美しく鎮座。

 店員のお兄さん、いやお姉さん(ゲイの方ですから)もお客さんに積極的に話しかけていて、お客さんも興味津々に聞いている様子。
店内の雰囲気は他のブティックと変わりません。