逞しいラオスの女性!語学に必要なのは「必死さ」

ラオスでは、農村部での取材があり小さな村の人たちとの歓迎会を受けて一緒にご飯を食べました。
そんな時に村の人たちにまず聞かれることは「結婚しているの?」ということです。
職業なんて聞かれません。女性か男性か、結婚適齢期かどうか、未婚か既婚かが重要なのです。

今回の取材は私一人ではなく何人もの日本人スタッフの方と同行していったのですが、私は唯一の既婚者。
他の女性たちは未婚者だったので、 村のおばちゃんや若い男性たちが未婚日本人女性に群がって、ニコニコと話しかけたり、スマートフォンでバシバシ写真を連写したりしていました。

既婚者の私はその場には入れません。
長老やおじいちゃんグループの中でカエルや水牛のおかずを黙々と頂くのみ。
全然人気がないのは寂しいですが、既婚者とはこういうものなのでしょう。

この村の主な仕事は農作。子供も稲刈り時期には学校よりは稲刈りの手伝いに精を出します。
学校を卒業したら10代ですぐに結婚。
なんだか閉鎖的な恋愛をしているのかなと思いきや、穴ぼこだらけの赤土の道路を若いカップルが原付を二人乗りしていたり、案外自由そうでした。

こんな風に東南アジアを放浪しているわけですが、大きな街に必ずいるのは西洋人と現地人女性のカップルです。
二人の間のハーフの子供を見かけたりします。特に、ビーチのある観光地などで多く見られました。
自国のわずらわしさを逃れて、海と太陽がある物価の安い楽園で現地の女性と恋に落ち、腰を据える西洋人というのが一定数いるようなのです。

ただし、こういった西洋人と恋に落ちるために必須なのが「英語」です。
必ずしも語学学校に通って英語を習得したとは思えない現地人女性。
きっと、観光客向けのカフェやマッサージ店で日々独学しながら英語を話せるようになったのでしょう。
あるカフェで、まだ出会ったばかりらしい現地人女性と旅行中の西洋人男性のカップルを見かけました。
その女性は商売を仕掛けている感じ半分、恋人になろうという気持ち半分で流暢な英語で必死にコミュニケーションをとっているのが伝わってきました。

その姿からは「現地の男はあてにならない。旅行に来るお金持ちの西洋人となんとか結婚したい」といういう意図も感じられたりして(私の勝手な想像ではありますが)、その逞しさに関心したのでした。
外国人との恋愛に必要なのは語学学校に通うお金ではなくて「必死さ」。これにつきます。

Text/中村綾花

初出:2014.11.23