Nicolas Postiglioni結婚相談所とはどんなところなのかしら？
婚活という言葉が定番化して、何かと耳にすることが多くなったけれど、未だ謎に包まれた結婚相談所。
その実態を知るべく、結婚相談所に10年勤務したAさんにインタビューしました。
前編とあわせてどうぞ。
仕事ができる男は美人が好き
AM編集部：結婚相談所に登録してる女性について教えてください。
Aさん：比較的、年収が高い女性がきます。やっぱりキャリア女子があまってるんですよ。
AM編集部：え、なんでですか。
Aさん：自分が仕事できるので、相手にも自分以上に仕事ができることを求めるんですよね。でも、仕事ができる男性が、そういうバリキャリ女子を求めているというと、難しいところで。
仕事ができる男性って外見の要望が強いんですよ。バリキャリでも綺麗じゃないとダメ、みたいな。だからバリキャリ女性があまってくるんですよね。
AM編集部：どの年代の女性が一番多いんですか？
Aさん：会社によって違うと思いますが、35歳から30代後半が多いんじゃないでしょうか。でも、時代が変わってきているので、「最後の砦」というより自分の価値が高いうちに、なんて理由で20代後半くらいから入会する人も多くなってますね。
そのうち半数くらいは恋愛経験が少ない女性です。
AM編集部：女性はどんな条件を希望するんですか？
Aさん：年収と学歴は必ず希望されますね。年収は600万円以上で、大卒。あと身長。170cm以上とか、175cm以上って希望が多いですね。
でも、相談所に来られる男性って、なぜか身長低い方が多いんですよね。
AM編集部：へー！
Aさん：不思議なもので、170cm未満が多いですね。170cm超えてる男性は、逆に学歴や年収が低いことが多いです。だから身長の条件を外すだけで、選択肢がすごくひろがりますね。そういえば、逆に女性は身長高い方が多かったなぁ。
AM編集部：男女で身長の価値って反対なんですね。
Aさん：でも、身長が低い男性はコンプレックスを抱いているのでそのぶん優しかったり、デートスキルをもっていたり、気遣いができるんですけどね。
AM編集部：女性から言われる「難しい条件」ってあるんですか？
Aさん：「婿養子」ですね。会う前から「養子縁組OKです」って方はそうそういないので。
AM編集部：確かに。結婚相談所で苦労する女性ってどんなタイプですか。
Aさん：帰国子女です。自己主張をしっかりされる方が多いので、結婚相談所に登録しているオクテな男性からは敬遠されがちです。
AM編集部：えー。しっかりしてるってことだし、語学堪能だと稼ぎも多そうだし、パートナーとしては最高な気がしますけどね。
Aさん：やっぱり、自分の方が少し上でいたいんだと思いますよ。
AM編集部：ぐええ。対等じゃダメなんですかね。
Aさん：対等を求める人ってもうパートナーを見つけてるんですよね。もちろん相談所にもいますが、すぐに成婚して退会しちゃう。