3. オオカミ少年になりたくない
そして3つ目は、オオカミ少年のようになりたくないから。
そもそも、同調やお世辞を使わなくても人に好かれることはできますし、頻繁にお世辞を言っていると、お世辞抜きで褒めた時にも、オオカミ少年のように信じてもらえなくなります。
お世辞を言ったり、媚びつづけることで、自分の言葉はどんどん安くなり、やがては価値がなくなる。不特定多数の人に媚びる場合はなおさら。
だから、私は意に反することは意に反すると相手に丁寧に伝えるし、思ってもいないお世辞は言わないんです。自分が本当に心を込めて言った言葉がかすみ、すんなりと相手の心に届かなくなるのは嫌なので。
「他人本位の幸せ」は生きづらい
こんなことを言うと、「20歳でまだ若いし、フリーだからだよ。大人はそんな甘くない」と笑う人がいるでしょう。
確かに、今の私の「媚びない」は若さゆえの無鉄砲なのかもしれない。
でも、多くの人、知らない人にまで好かれようと努力をすることが、いかに無謀で無意味なことか、身を持って知っている私だからこそ、ありのままで生きたいんです。
人に認められたい!と強く思わないのも、人に認められることが幸せに直結する「他人本位の幸せ」が生きづらいって身を持って知っているから。
分かってほしい人だけ、分かってくれる人だけが分かってくれれば、私は十分で最高なのです。
Text/妹尾ユウカ
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