忘恋会2017

「女は強く賢くあれ」私なりの恋愛論/戦慄かなの

終わった恋の足跡を辿る、忘恋会2017。第2回目はミスiD2018サバイバル賞を受賞した戦慄かなのさんが、実の母親から学び取った、独自の恋愛論を語ります。母親のように自分に自信がなく、恋人を振り回してしまう人たちは「なぜそのようなことをするのか」「依存しないためにどうするべきか」を独自の視点で書いてくれました。

 終わった恋の足跡を辿る、忘恋会2017。
今年の締めくくりにふさわしい恋愛納めコラムを厳選してお届けします。
今年に一旦けじめをつけて、来る2018年の新しい恋に備えましょう。

戦慄かなのさんアイコン画像

 初めまして。戦慄かなの(@CV_Kanano)と申します。アイドル活動を一時お休みして、今は大学受験の勉強に励むニートです。今年19歳になりました。

 今回「過去の恋愛」についてのテーマでコラムを書くというお仕事を頂いた。それも20〜30代女性向けのウェブサイトの…。私は正直うろたえた。私自身、実は恋愛経験がない。仮にあったとしても、一応アイドルなのでシークレットなのだがそんなことはどうでもいい。しかし、「自分の周りの恋愛についてでも良い」ということだったので、このお話を引き受けることにした。
「迫り来る2018年に備えて心を新たにこれからの恋愛に備えよう」という企画のコンセプトに沿って、私が恋愛について感じていることなどを徒然なるままに書いていこうと思う。

カレの愛を試すばかりの実の母親

 私の周りにいる女は、何故か総じて恋愛が下手だ。いや、下手なんて言葉では言い表せない。特にこじらせているのは、私の実の母親である。母の恋愛は常に「相手を傷付ける恋愛」だ。

 そんな母は今年39歳であり年上の彼氏がいるが、毎日喧嘩をしている。
正確には喧嘩ではなく、母がわざと相手を怒らせるようなことを言うのだ。「どうせ可愛い子と浮気してるんでしょ」「こんな家出て行ってやる、他の男の家に泊まる」など…。

 実は母には彼氏があと3人いる。39歳にしてここまでモテるのは良いことだが、問題はそこではない。モテるにもかかわらず、母は自分に自信が持てないのだ。だから何人も男をキープして、いつでもチヤホヤされる環境を整えている。
そして、1番大事な彼氏に対してわざと傷付けるようなことを言うのも、相手を傷付けたいと思っているわけではなく、自分への愛を試しているのだと思う。

 本当は、自分がそんなことを言うたびに「そんなことないよ、愛してるのは君だけだ」「僕には君がいないとダメだ」などと言ってほしいのだ。
もちろん、思い通りになるわけもなく相手を怒らせてしまい、結果自分の甘えの欲求は満たされない。私から言わせればなんて傲慢な女だと思う。この手の恋愛は振り回される側はもちろん、振り回す側も精神的にしんどいだろう。

 だけど実は私にも、中学生の頃男の子たちに思わせ振りな態度を取り、相手から好意を向けられることで承認欲求を満たしたり、メンタルを保っていたりしたことがあった。
恋愛感情は無かったので、さすがに相手を試すまではしなかったが、無意識に母の真似をしていたのだ。
だから、母が自分への自信の無さから、カレを試すような恋愛をしてしまう心理は、分からなくもないけれど…。

 しかしなぜ母親は自分に自信が持てず、カレを試すことばかり言って承認欲求を満たそうとするのか。私はこういう話を聞いたことがある。