プロポーズを受けたとき、彼の本名を知らなかった
下田美咲
紫原 美咲さんは結婚が決まるまで彼の本名を知らなかったとか?
下田 そうなんです。源氏名しか知りませんでした。あとは、結婚を決めるまで、二人でご飯を食べに行ったり、話したりしたこともなかったです。知ってたのはセックスの相性がめちゃくちゃいいってことだけですね。
紫原 え、それで結婚を決めたんですか!?
下田 はい。だって、性行為以上に多くの情報が得られるものなんてなくないですか?性格なんて知ったところでそれは恋人に見せるときのもので、結婚すれば絶対違う側面が出てきますから。
紫原 うーん、確かにそうかもしれません。ただ、例えばこれまでに、すごくセックスの相性がいいけどクズだった、というような男の子はいなかったんですか?
下田 いやいや、そもそも男の子にクズなんていないです。
紫原 え?!
下田 女の子に対してひどい扱いをしている男の子を見たことがあるかと言われればありますが、その男の子は、女の子に応じて扱いを変えてるだけ。つまり男の子にクズ対応されている女の子が男の子を「クズ」と言うだけです。私が付き合ってきた男の子の中には、それまでに他の彼女に対してクズだった子もいるし、DVしていた子もいましたけど、私にはそうじゃなかったです。だから、女の子の方が悪い部分を引き出しちゃってるだけだと思いますね。そもそも人間は全員クズな部分を持ってます。
紫原 なるほど……相手の悪い部分を引き出してしまう場合というのも確かにありますよね。