小包でコミュニケーションが活性化する

ミカコちゃんの周辺で熱量ありきの遠距離恋愛ができている男女には、とある共通点があります。それは、ちょいちょい小包を送っているということ。料理上手なA子ちゃんは、手料理を冷凍してクール便で彼氏に送っています。ハンバーグとかカレーとか炊き込みご飯とか。それらに対して彼氏から、感想がLINEで届くので、結果的に連絡が滞らないとのこと。

そう、頻繁に連絡を取り合うことが遠距離恋愛の熱量を維持するコツであることは百も承知! とは言え、そこに義務感覚が生じると、むしろ熱量は下がります。だからこそ、LINEや電話に関するルールは決めないほうが良いのです。

ルール化しないぶん、小包を送ることが、相手からのお礼LINEに繋がるため、ルール化せずともコミュニケーションが活性化するというわけ。なお、A子ちゃんの彼氏からは、お礼LINEだけでなく、地元で有名なお菓子が届くそうです。それに対してA子ちゃんからもお礼LINE……こうしてコミュニケーションは続いてゆくというわけ。

小包で何を送ればいいの?

手料理じゃなくてもオッケー。手料理を冷凍するって手間もかかりますし、衛生面の配慮も慣れている人でなければ難しいでしょうから。Amazonプライムでは取り扱っていないようなマニアックなオススメ映画のDVDであったり、ユニクロに行ったついでにメンズ売り場で売られていたヒートテックであったり、何なら百均のものでも良いのです。「百均の割には書き心地が神レベルのボールペン」の感動を共有するとか。下ネタの平気な仲ならTENGAとかも面白いでしょう。

頻度に関しては月1~2回で充分! 近距離でしょっちゅう会っていると仮定した場合にかかる2000~3000円ほどのゴハン代や飲み代を、小包にかけるイメージです。それで熱量が保たれるならお安いもんってことで。

そして、もっとも大事なポイントは「ルール化しないということ」。ルール化しちゃうと、LINEや電話のルール化と一緒になっちゃいますからね。ルール化せずとも、お礼LINE発端でコミュニケーションが活性化していれば、お互いに相手を思う気持ちが高まり、「何か送りたい」と自然に思えるはずですから。

Text/菊池美佳子