2021年の抱負は立てた?私が「官能小説家になる」を叶えるまで

皆さま、明けましておめでとうございます。

さて新年。わたしには毎年欠かさずに行う恒例行事があります。それは「ひめはじめ」、「初オナニー」、そして「その年の抱負を立てること」です。どれもこれも普通といえばめちゃくちゃ普通ですが、抱負については、ひとつルールがあります。「達成させるには、何かしらの思い切りが必要だけど、成功したら、これからの人生がちょっと変わる」という将来像を定めての目標を掲げることです。

これまでの抱負を具体的にいうと、ライトノベルの文庫書下ろしを年に3冊出したその翌年の目標は、「官能小説家になる」でした。ライターとしての専門分野が性愛であり、かつ、「小説も書ける」という強みを生かすには、“官能小説家”という肩書を身に着けたらいいのでは……という戦略を立ててのことで、この年は、官能小説誌へ寄稿、そこから派生して官能小説の文庫書下ろしの仕事にも恵まれ、目標は無事にその年、叶えることが出来ました。

息子を出産してから立てた目標

息子を出産した翌年の正月に立てた目標は「インタビューや人物ルポの仕事を増やす」。子どもができたことで、これまでのようにフットワーク軽く飲み会に出たり、バーで飲んだりがといった自由な行動がしにくくなり、圧倒的に他人とのコミュニケーション不足、およびネタのインプットが難しい状況に陥ってしまったことを、打破したいと考えたからです。

これまでエッセイなどを中心に寄稿していたメディアに「インタビューや人物ルポをやってみたい」と企画を積極的に出して、仕事の軌道修正をはかることにしました。結果、これまで関わりのなかったさまざまな職業や生き方をしている人たちを知ることで、世界が広がったように思います。もちろん、身体はひとつしかないので、むやみに仕事の幅を増やすと、自分の首を絞めることにもなりかねないのですが、小説を書くのと、インタビューやルポをまとめるのとは、頭の使う部分が違います。

ゆえに、小説を書いて疲れたり飽きたら、休憩がてらインタビューやルポの原稿を書く。それが十分に気分転換になる。仕事の気分転換に、別の仕事でするって、どんなワーカーホリックだって話ですけれど……。

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