結婚しようがシングルだろうがはあちゅうでも人生には飽きる

 はあちゅうさんに結婚観をお伺いするインタビュー第二回です。 大変話題になった第一回:結婚のデメリットは山盛り!?はあちゅうのおひとりさま結婚論もあわせてどうぞ。

結婚していようがシングルだろうがはあちゅうでも人生には飽きる

はあちゅうの結婚ってなんだっけ論

―「退屈は安定の証拠」という部分がはあちゅうさんの著作『半径5メートルの野望』(講談社)にあったのですが、結婚すると安定しちゃって退屈になるんじゃないかな、と思う人もいれば、今は退屈だから結婚で何かを変えたいと思う人もいると思うんです。
何かしら刺激を求め続けたい女性ってどんなふうに身をふっていけばいいと思いますか?

はあちゅう

結婚していようがシングルでいようが、常に刺激がない限りは退屈だと思うんです。私も人生に飽きているなと思うことがあって。
でもそれはどんな状況でも思うことで、常に退屈な瞬間は来るな、と思っています。

―はあちゅうさんでも、人生に飽きることがあるんですね…。退屈になる原因はなんだと思いますか?

はあちゅう

幸せだからかなと思います。満たされちゃうと刺激が少ないような気持ちになっちゃって、私は今自分のやりたい仕事をできていて、フリーになった割にお金には困っていないし、別に恋愛で不満があるわけでもない。
そんな毎日楽しい状態でも飽きているような気がするんです。
でもこれは何が原因でもなく、そういう時期なんだろうなと。刺激を外からいれたところで、麻薬みたいにジャンキーになっていくんだろうとも思います。

 それを変えるのは内面の力しかなくて、外からの刺激は入れれば入れるほどもっともっとと外に求めがちになってしまう。
だから自分で退屈な状況を「これは退屈じゃなくて幸せなんだぞ」とすり替えることで心が落ち着いたり、刺激がなくても内面が整っている状態にした方が心が楽になると思います。
私は刺激を求めてしまう時は、「松浦弥太郎さん」になろうと思うんです…(笑)。すごく素敵な方ですよね。
毎日を丁寧に、暮しの手帖のように生きるのは大切だなってよく考えています。

―はあちゅうさんは傍から見ると、本当にキラキラした生活を送っているように見えるんですけどね…。

はあちゅう

昔、取材とか受けられない時は「取材受けるの超楽しそう」と思っていたんです。
でも、毎日取材が続いて当たり前になって、それなら次はテレビ出演が入ってきたら刺激的で楽しくなる、というわけでもなくて。
常にもっともっとという自分を反対方向に巻き戻してあげることも大事だと思っていて、それは家でゆっくり料理をすることだったりするのかな、と思います。

―そうですね、季節の行事をちゃんとやることとかが重要なのかもしれませんね…。

はあちゅう

私、今年のひな祭りとか、すでに12時を回ったときにバーで出てきたひなあられで気付きました。

―それでまたコラムひとつ書けそうですね(笑)

はあちゅう

おひとりさまだと、クリスマスも含め、イベントごとに無頓着になっていくということはありますね。
私自身、あまりそういうのを楽しもうとも思わないので、どんどん無関心になっていってます。やっぱり外に刺激を求めちゃっているのかな。
自分から刺激をつくろうと思ったら「よし!クリスマスの料理をつくろう」とかになるのかなと思います。