お酒と料理と食べ歩きをこよなく愛する、食ブロガーのツレヅレハナコさん。
これまでにお店や料理研究家から教わってきたレシピは数知れず。彼女が紹介した「桃モッツァレラ(内田真美さんのレシピ)」や「味噌バター白菜鍋(重信初江さんのレシピ)」は、ネットで大きな話題となりました。
そんなハナコさんが『SOLO』のために、夜遅く帰ってきて一杯やりたいとき、一人でもすぐに作れるおつまみと常備菜のレシピを教えてくれる連載です。
バラバラの具をまとめてくれる卵黄がポイント!
「なかなかのレベルでお疲れだわ~」と帰る夜。
「最近、明らかに食べすぎだけど腹へった!」な夜。
「暑くてガスコンロを使う気にならないんですけど……」な夜。
そんなとき、けっこうな頻度で私の晩酌にあらわれるのが“豆腐”!
豆腐は、すばらしいですよね。
そのままでも食べられて、加熱してもおいしくて、ボリュームがあって、カロリーはそこそこあるけどたんぱく質豊富で、いろんな食材と相性がよくて、コンビニでも買えて、しかも安い(大事)!
やーーーーー、日本人でよかった!!!
煮ても焼いても蒸しても揚げてもおいしい豆腐ですが、すぐ食べたいときには、やっぱり冷やっこ。
さすがに「ねぎと醤油」ではさびしいものの、「冷蔵庫のありとあらゆる具材をのせる」だけでステキなおつまみになります!
もともと「麺やご飯にいろんなものをのせて、わーっと混ぜて食べる」という大変下品な食事が大好きでして……。その豆腐版が、コレなんです。
ねぎ、しそ、しょうが、みょうが、パクチーなどの薬味類から始まり、キムチ、納豆、めかぶ、明太子、塩鮭、しらす、漬物、佃煮などの「ごはんの友」。
さらに、トマトやきゅうりやアボカドの角切り、にんじん千切りやカブの塩もみ、昨日の残りの豚しょうが焼き(細かく切ると食べやすい)やポテサラなんかも、まとめて豆腐の上にON! なんでものせてOK!
とはいえ、大切なポイントは3つあるのです。
1.きれいに並べる
皿に豆腐を入れたら、その上にのせる具は美しくきっちり並べましょう。
ただ放り込むと、カオス化して食欲が激減します。
2.中央に卵黄をのせる
「あー、ハナコさん、卵が好きだから……」と思うなかれ!(好きだけど)
崩された黄身が、バラバラの具をひとつにまとめるという、大変よい仕事をしてくれるのです。
全卵だと白身が邪魔をして、ただのべろべろした具になるので注意。
3.食べる直前に、わーっと混ぜる
これがポイントです。豆腐と調味料と具、そして卵黄が一気に混ざり合い、見た目はかなりヤバい感じですが、本当においしい!!!(そして簡単)
まさに、自宅晩酌でなくては味わえない、魅惑のおつまみ。
のせる具の種類を増やすほどに栄養価もUP! 半丁も食べればお腹も一杯!
ぜひ、蒸し暑い夜にお試しくださいー。
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