ヒモ男子の特製「黒酢酢豚」で疲れを吹き飛ばそう

疲れたときは、すっぱいものが恋しくなる!

まいったねぇさんの黒酢豚と里芋の葱炒め

 疲れたとき、無性にすっぱいものが食べたくなるときありませんか?

 なぜか男の人は酸っぱいものが苦手な人が多いと聞くけれど、我が家は真逆。彼女は酢の物や甘酢漬けの類は一切ダメなのに対して、私は酸っぱいものが大好きです。

 そんな彼女は資格試験の模試が近づき、連勤中も家に帰ってからも机に向かう日々。さすがに疲れが溜まっているようで、いつもは見向きもしないはちみつ漬けの梅干しやポン酢用のすごく酸っぱい夏みかんに手を伸ばすことも。

 クエン酸とか乳酸とか難しいことはよくわからないけれど、何より酸っぱいものを食べると口の中がさっぱりするし、疲れて食欲のないときでもあっさりしているから食べやすい。

 ただ、せっかく食べるのならおいしく食べてもらいたい。今回はそんな思いを込めて作ったとっておきのレシピをご紹介します。

具材はお肉だけ!シンプルおいしい「黒酢酢豚」

まいったねぇさんの黒酢豚と里芋の葱炒め

 黒くて武骨な見た目に反して、甘酸っぱくて驚くほど奥深いその味は、一度食べたらやみつき必至。普通の酢豚との違いは、何といっても特に栄養豊富な黒酢を使うこと。

 でも、黒酢なんて買ったことないという方も多いと思います。だからこそ、一度作ってみて欲しいんです。
今までのお酢の概念がひっくり返っちゃうくらい香り豊かでまろやかなおいしい調味料。それが黒酢です。

「黒酢酢豚」の作り方

【材料】
・豚ロースの薄切り 200g
・大根(今回は色がきれいなレディーサラダという種類を使用) 1本
●黒酢(カルディで売ってる「鎮江香酢」がおすすめ) 大さじ3
●醤油 大さじ3
●砂糖 大さじ2
●日本酒 大さじ1
●塩 ひとつまみ
・植物油 適量
・片栗粉 大さじ1

まいったねぇさんの黒酢豚と里芋の葱炒め

1.お肉は一枚を半分に切り、ボウルなどに分量外の塩(小さじ2分の1)と日本酒(大さじ1)と一緒に入れ、揉みこんでから片栗粉も加えて混ぜておきます。大根は細めの千切りにしておきます。

まいったねぇさんの黒酢豚と里芋の葱炒め

2.普段炒めものをするときよりも少し多めに油を引き、中火にかけて温めます。油が温まったら(1.)のお肉を一枚ずつ手でギュッと握って丸く整形しながら、炒め揚げにしていきます。

【ポイント①】
薄切り肉を手で握って丸めることで火の通りが良くなり、塊肉よりもずっと柔らかく仕上がります。少ない油で揚がるので油の処理にも困りません。

まいったねぇさんの黒酢豚と里芋の葱炒め

3.揚げ終わったお肉と油は別々に取っておき、ペーパーで軽く拭いたフライパンに●印の調味料を加えて中火で煮詰めます。

まいったねぇさんの黒酢豚と里芋の葱炒め

4.合わせ調味料にとろみがついてきたら揚げたお肉を加え、強火で黒酢餡を煮詰めつつお肉によく絡ませて出来上がり。水気を切った大根と一緒にお皿に盛り付けましょう。

【ポイント②】
黒酢酢豚と生の大根の組み合わせは隠れた名コンビ。お皿に残った黒酢餡を大根が吸っておいしくなりますし、大根があることでお肉をよりさっぱり食べることができます。

 黒酢餡は一度覚えてしまえば、いくらでも応用できる便利な餡です。冷凍の鶏から揚げをレンチンして、餡を絡めるだけで黒酢酢鶏が。白身魚の切り身をサッと揚げて餡をかければ、白身魚の黒酢餡かけも。素揚げにしたれんこんやじゃが芋ともよく合います。