もう夏は終わってしまったのだろうか、と少しさみしくなるような涼しい夜があったり、かと思えばうだるような息苦しい暑さの日があったりと、気温に慣れるのも忙しいこの頃。
先週8/10に5冊目の著書『クリームソーダ 純喫茶めぐり』が発売となり、ありがたいことにたくさんの皆さまからご好評いただいております。
お店の方たちのこだわりがつまったクリームソーダを頂く幸せ…。こちらの本には北海道から九州まで、様々な場所にある純喫茶を紹介しております。まずはお近くのお店から、次に気になった遠くのお店を目指して、どこまでも旅のお供にして頂けましたら幸いです。
憧れの「パスカル青山」で心動かされたのは
パスカル青山
さて、今回はその中から特に印象的だった純喫茶「パスカル青山」についてお話します。
その目を惹く外観や内装は、純喫茶を愛する人たちの間ではすでに広く知られていて、私もいつか訪れたいと思いつつ、数年が経過してしまいました。
所在地を調べる前は漠然と「豊橋」にあるお店と思い込んでいたのですが、実は名古屋駅から名鉄名古屋本線に揺られてわずか20分ほどのところにあったのです。
何度も写真を見ては恋い焦がれていた、白と緑を基調としたその外観には想像以上に圧倒され、中へ足を踏み入れると…。
思わず写真を撮りたくなってしまう素晴らしいデザインの床、鮮やかな緑色のソファ、窓辺で揺れるレースのカーテン。席と席を仕切るデザインの良いパーテーションなど見入ってしまう箇所であふれています。
そして、なんといっても、左側の壁のモチーフに何度も何度も目を奪われるのでした。
こちらはメキシコの太陽をイメージして作られたそうで、眺めているとむくむくと元気がわいてくるような気がします。
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