紫色のクリームソーダが楽しめる、祇園にありながら落ち着いた空間『石』

寒さの中にもどこか春を感じるようになったこの頃、皆さまいかがお過ごしでしょうか? もう少しすると、淡いピンク色の花びらが水色の空を舞うお花見の季節ですね。
さて、お花見、といえばテレビなどの影響か、私は真っ先に京都を思い浮かべます。

しかし、美しい景色には皆が集中するため、総じて賑わうもの。せっかく花見を楽しんだのなら、このまま珈琲を飲みながらのんびり過ごしたいと思っても、混雑した街中でひと息つける場所を確保するのは大変なことでしょう。
そんな場合、桜の季節に限らず、年中観光客で賑わう祇園界隈で、わりと空席を見つけやすいおすすめの純喫茶を紹介します。

祇園に佇む、高級感溢れる純喫茶

祇園「石」

店は四条通に面しているのに「知らなかった」という人が多いのは、眩しい天然石が並ぶ宝石店の中を抜けて、二階へ行く仕組みになっているから。そのため、祇園の真ん中という便利な立地にありながら、静かで高級感あふれる空間が保たれているのかもしれません。

祇園「石」

店内に入るとまず目に留まる、まるでシャボン玉のような透明で大きな丸い形の照明。木の板が何枚も連なった素晴らしいデザインの壁から、柔らかな明かりが照らしてくれます。そして、ゆったりとした低めのソファにひとたび腰をおろしてしまえば、その座り心地のよさになかなか離れられなくなるでしょう。
もし窓の近くの席に座れたなら、祇園の街を眺めながら寛ぐのも楽しいです。

祇園「石」

メニューは定番の珈琲やアイスクリームなどの他に、京都らしく宇治抹茶を使用したプリンやパフェなども揃っています。