感じていることは複雑にせず、できる限りシンプルに

「さみしい」という感情そのものよりも、「周囲にさみしい人間だと思われるのが嫌」みたいな、1つ異なる次元の複雑な感情を抱いてしまっているときってありますよね。

そういうときに、国境や歴史や民族を超えて、今私たちが暮らしている社会とは異なる社会を覗き込んでみる。すると、「さみしい」は食欲や性欲と同じなので消せないけれど、「さみしい人間だと思われるのが嫌」なんて考えているヤノマミ族はいないので、こっちは抱く必要のない感情なんじゃないかな? なんて考えることができます。

自分と自分の身の回りのことだけ考えていると、どんどん煮詰まってきて出口がなくなってきてしまいます。そういうときに、少し視線を変えるだけで考えをシンプルにできることがあります。
仕事以外の場で、複雑なことはあまり考えないほうがいい。煮詰まってしまったら、そんなことをちょっとだけ、思い出してみてほしいです。

※2017年7月14日に「SOLO」で掲載しました