それでもパートナーが欲しい人は、サリンジャーの小説を読んでみるといいかもしれない

チェコ好きさんがもし、アラサー女性のための「婚活塾」なるものを始めるとするなら、課題図書にしたいという『ライ麦畑でつかまえて』。この本から私たちは何を学ぶべきなんでしょうか。

ライ麦畑の写真by @sage_solar

「君みたいなスカスカ女には限りなくうんざりだよ。はっきり言わせてもらえればね」

 おいおいおい。こんなことを男性にいわれたら、普通はブチ切れますよねこっちだって。実際、これをかのホールデン・コールフィールドにいわれたガールフレンドのサリー・ヘイズは、この後むちゃくちゃにキレてさらに泣いています。そりゃそうだ、だれがスカスカ女だよ。

 唐突に話を始めてしまいましたが、ホールデン・コールフィールドとはもちろん、『ライ麦畑でつかまえて』の主人公である、高校生の男の子です。
それで、今回はこれに基づいて、少し(だいぶ)変な話をするのですが、もし地球に隕石が衝突して恋愛のプロと称される方々が全員この世を去ってしまい、私がアラサー女性のための婚活塾を始めなければならなくなったとしたら、私はもう真っ先にこの『ライ麦』を課題図書に指定します。パートナーが欲しい女性は、この小説を5回くらい通読してください。