月曜が来るのがそんなに嫌じゃない

どうせ、私は働かなければならない。だったら、できる範囲で頑張りたい。自分の力を試したい。自分の能力をどんどん成果とお金に換えて、自分の生活がもっと楽しくなるように工夫をしていきたい。どうせやらなきゃいけないなら、人から評価されるようになりたいし、もっと力を身に付けていきたい。平日の1/3以上を仕事に費やさなければならないのなら、何らかの意味を持っていたい。

「働くことは辛くてつまらないことだ」と言う人がいるけれど、そんなのは嘘だ。辛い仕事は、人間関係がうまくいっていないからだし、つまらないのは自分の成果が正当に評価されていないからじゃないかと思う。あとは長時間労働とか福利厚生がちゃんとしていないとか、色々な理由があるかもしれないけれど、「辛い」「つまらない」のは仕事という側面ではなくて、要素の一部なんじゃないかと私は思う。会社の人と一緒に仕事をすることに意味を持っていて、自分の能力に何らかの形できちんと対価が支払われるなら、自然と仕事は楽しくなる、はず。たぶん。

だから、私は退屈な仕事を辞めることにして、転職をしようと思った。前職はすぐに辞めてしまったけれど、幸い次の仕事はとてもいいタイミングで見つかった。
お給料も少し上がったし、今後の頑張り次第ではもっと上げてくれるらしい。残業にはうるさくて、あまり職場に残ることができない。人間関係も、確かに合う人・合わない人はいるけれど、悪くはないと思っている。私が仕事に求める条件を、今のところはすべてクリアしていて、楽しく働くことができている。

今の仕事は自分よりもずっと能力のある人が沢山いて、気が付けなかったことや知らないことを日々学習しつつ、毎日せかせかと働いている。馬鹿みたいなイージーミスもするし、人に助けられてばかりいる。でも、何年、何十年後になったとき、もっと広い範囲で仕事ができるようになって、生活面だけではなく、仕事の面もひとりでなんでもできるようになれればいい。

とりあえず、今は月曜日が来ることがそれほど嫌ではないので、この気持ちがずっと続けばいいな、と思っている。

Text/あたそ

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自分の生活ぐらい自分で責任を持ちたいから、とんでもないことだって勢いで決めてしまおう。

※2017年12月5日に「SOLO」で掲載しました