息子がタブレットで見せてきたもの
息子は学校から貸与されているタブレットを所持していて、そこには担任からの宿題や伝達事項が日々届くのだが、ブラウザも入っているのでウェブサイトなども見ることができる。たまに検索履歴をチェックすると「グエー死んだンゴ」とか「ヒカキン なにがあった」などをググっていて微笑ましいのだが、つい最近、息子が「ママ、これ見て」と液晶を差し出してきた。
そこに表示されていたのは息子の友達のパパが爽やかに笑っている画像が掲載されたウェブサイト。どうやらご自身で会社をやられているようで、代表という肩書とともにプロフィールも掲載されている。「へー、○○くんちのパパって、こんなお仕事してるんだ」「そうだよ」となぜか得意げな息子をよそに慄いた。これ、向こうのお家で、わたしも同じことやられてるんじゃないの?と。
まぁ確信はできないけど、かなりの確率であり得る気がしていて、しかしバレていたところで、いまのわたしにとっては、わりとどうでもいい。9年前に「大泉バレしたらどうしよう。いや、いっそバラす?」などと悩んでいたのはいま思えば随分とナーバスであった。もちろん、書かれたものを読まれるのはちょっと気まずさはあるし、実際のところ知っているか知らないのかも不明ではあるけれど、とりあえず息子ともわたしとも親しくしてくれているのだから、それでよしではないか。
Text/大泉りか
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