和装姿のホストによる華やかな舞
せっかくならばひとりで観るよりは人と観た方が終わった後の感想戦も楽しめるのではないか、というわけで最近ホストクラブにハマっているという女子と、ゲイの知人とを誘って3人で鑑賞することに。まず最初の演目は『高砂』。結婚式等でも歌われる祝言曲ということ。前述したとおり、わたしはまったく素養がないのだけど、いちいち司会者が演目前にどんな踊りであるかを説明してくれるのでありがたい。手塚マキさん、CURE在籍のぴぃぽくんと唄さん、HANS AXEL VON FERSENの空条承太郎さん、桐咲虎さん、武尊さん、総勢6名の群舞で、ずらりと並んだ和装姿のホストによる、スタートに相応しい華やかな舞に会場のボルテージがいっきにあがった。
二番目はOPUSTの亜樹さんの『浦島』。有名なおとぎ話を舞にしたもので、地上に戻っても乙姫のことを忘れられない浦島の恋情を描いていたもの。弟系の印象が強い亜樹さんだけど、和装が似合っていて凛々しすぎた。三番目の『松島』は、ひそかに推している大崎愛海さん。Smappa! Groupの社長の方なんですが、単純に顔が好みな上にインスタグラムがグルメアカウントでラーメン多めなところが推せる。メイクを施しているせいか凛々しさが増していて見惚れた。
四番目は空条承太郎さん単独での『松尽くし』。日本各地の名所旧跡の松などを詠んだ数え唄で、扇子を使って松を表現しているそうな。金髪も相まってゴージャスかつ2.5次元な雰囲気。ソロラストはOPUSTの光希さんによる『夕暮れ』は、唯一の女踊り。芸者さんが夕暮れの隅田川を眺めている情景を描いているそうな。色白でたおやかな雰囲気を持つ光希くんにピッタリすぎる演目。
そして最後は再び群舞。オープニングを飾ったぴぃぽくん、桐咲虎さん、空条承太郎さん、武尊さん、唄さんに加えてOPUST隼斗さんと凛希さんという顔面つよつよのおふたりが加わったことで、さらに華やかに。いやー、いいものを観た!
舞台が終わって…
舞台が終わった後は、ホストたちとの撮影タイムが。亜樹さんと光希さんはツーショット撮ってもらったけれど、照れてしまい愛海さんには話しかけられなかったチキンでした。その後は世界BF値導入推進委員会事務局長のセバスチャン高木さんと手塚マキさんのトークショーまで。1ドリンク付き1000円でこれだけ楽しめるってどういうこと?
終演後は、ふわふわと熱に浮かされた気分で同行者とともに近所の居酒屋に行き、お土産でいただいたトレカのような出演ホストたちの顔写真カードを並べて誰が好みだったとか、だれだれも色っぽかったとか、めちゃくちゃ盛り上がった。ちなみに2025年7月26日から同じ場所で浦上蒼穹堂・浦上満コレクション約100点が展示される春画展が開催されるそう。それも行こうかなとも考えているわけで、ホストと知り合ったら日本文化に触れあう機会が出来たって人生は面白い。
Text/大泉りか
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