40代で処女っておかしいの?という悩みを抱えている女性もいるのではないでしょうか。
いわゆる高齢処女であることで周りから好奇の目で見られることを避けるため、自分が処女であることを隠してしまうケースは少なくありません。
今回は「40代の高齢処女」をテーマに、社会的な偏見や不安に対処するための方法を提案します。
高齢処女に対する心理的なプレッシャーは思った以上に負荷があります。そんな自身の自己肯定感を高めるための心のケア、初めての性体験に向けた準備やセルフケアの重要性について詳しく解説します。
また、恋愛アプローチやサポートグループの活用などを通じて、性的な自己理解を深め、より前向きに性に向き合うための実践的なアドバイスしますので、40代で処女であることに悩んでいる方はぜひ参考にしてみてください。
40代の高齢処女とは?現代における状況
高齢処女とは「性体験が遅めの女性」のことで、一般的には30代~40代以降で性体験のない女性のことです。
厚生労働省が約5年に1回発表している出生動向基本調査によると、未婚女性で性体験のない女性の割合は2000年代初頭から上昇しているという結果が出ています。
2000年には26.6%であった性体験のない未婚女性の割合は2015年には31.8%にまで上昇し、さらに2021年には49.4%にまで上昇しているという結果から、同時に高齢処女の割合も増えていると考えられます。
40代の処女問題を乗り越えるためのステップ
40代で処女であるということに関して、様々な悩みを抱えている女性もいるでしょう。
ここからは40代の処女問題を乗り越えるためのステップについて解説していきます。
なぜ40代まで処女であることが問題視されるのか?
40代まで処女であることを周りの人に打ち明けると、「性格や身体に何か問題があるのではないか」と思われることもあります。
なぜ40代で処女だとそのような疑いをかけられるのかというと、「大抵の女性は10代後半~20代で処女を卒業し、結婚をして子どもを産む」という社会的な概念があるからです。
その概念から外れている人は「変わった人」で、「何か問題があるに違いない」と思われてしまうでしょう。
しかし多様性を認める現代社会では、草食系男子の増加、性別による社会的役割の曖昧化が進んでいます。
そのため高齢処女が問題視されることも減っていくことが期待できます。
高齢処女である不安を自己肯定感の向上へ
自分が高齢処女であるということを恥ずかしいと感じ、「私は女性としての魅力がないのだろうか」と自信を失ったり、「この歳まで処女だと言えば、きっと周りの人に引かれてしまう」と思い悩んだりする女性は少なくありません。
しかし、40代で性体験がないということは決して恥ずかしいことではなく、自分には女性としての魅力がないと決めつける必要もありません。性体験のタイミングは個人の自由で、人それぞれに違います。40代で処女であることも「自分らしさ」であるととらえれば、自己肯定感の向上に繋がります。
また高齢処女に対する不安を抱いている人の多くは「周りにどう思われるか」をまず先に考えてしまう傾向があります。高齢処女であることを前向きにとらえている人のブログを読んだり、家族や友人など信頼できる人に相談したりといった自分なりの心のケアが重要です。
カウンセリングやサポートグループの活用で自己理解を深める
不安になって思い悩んでしまったり、焦って早く処女を卒業しようと軽はずみな行動にでたりする必要はありません。
自分がなぜ今まで異性と性交渉を持つことがなかったのか見つめ直したい場合は、カウンセリングやサポートグループを活用することをおすすめします。
実は心の奥底に、異性や性交渉に対する恐怖心、性的なことに対する罪悪感が隠れている可能性もあります。
心の中に眠っている気持ちを打ち明けることは自己理解に繋がるので、積極的にサポートを受けてみましょう。
自信を持って性に向き合うためのセルフケアと準備
40代になると女性ホルモンの分泌が減り、膣の伸縮性が低下したり、膣が乾燥して外陰部にかゆみが生じたりすることもあります。そのためいざ性行為に及ぼうとすると、痛みや出血でスムーズに挿入できないケースもあるでしょう。
挿入時にトラブルがあると、性行為に恐れを抱いてますます遠ざかってしまいます。
高齢処女が性に向き合うためには、事前の準備が欠かせません。日頃から膣口や外陰部をマッサージしておくと、柔軟性が高まるだけでなく、血行が良くなって膣が潤い、痛みや出血を防げます。
挿入時には膣に潤いを与えるジェルなどを利用すると、性交痛や摩擦による出血を防いでくれるでしょう。
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