夏はスメハラの季節。逆に「臭くない!」とダメ出しを受けたことがある

夏場になると、毎年話題となるのがスメハラ問題。今年もなんだかSNS界隈を騒がせておりましたが、逆にわたしは「臭くない!」とダメ出しを受けたことがあります。

フェティッシュバーに通っていた過去

あれは20代頭、埼玉にあるあまり偏差値のよろしくない女子大に通っていた頃。当時のわたしの遊び場は渋谷にあった某女王様が経営するフェティッシュバーでした。主な客層はストリッパーやSM嬢やマニア系女優や×を刺したり〇を飲む(ともに自主規制)のが好きな猟奇系のオネエサンやフェチAV監督やエロ本の編集者だとかのエロ業界脱ぎ業界の面子が多く、フツーに会社勤めのサラリーマン客もいらっしゃってはいたものの、もれなくマゾであった。

最初は好奇心から出入りするようになったものの、すぐに常連の同年代の子たちと仲良くなり、お店が終わった後にラーメン屋やファミレスなんかで飲み出した。やがて大学を卒業したわたしが実家を出て笹塚のマンションで弟と二人暮らしを始めたところ、「外で飲むよりひとんちのがお金がかからないし昼でも夜も飲み続けられる」という理由で、我が家は皆の溜まり場と化し、金曜の夜から時に月曜の朝方まで、宴会が続けられるようになった。

女子大生の頃はキャバクラでバイトをしていたし、実家暮らしだったので、そこまでお金に苦労はしていなかったけれど、最初に就職した弱小出版社がブラック&低賃金だったために、わたしとしてもわりと歓迎する向きがあり、誰かが帰ったかと思うと、また別の誰かが来る、という酒池浸りの週末がくりかえされていた中、いたのがカバカバ男という男でした。

カバカバ男とは…

カバ男は当時……というか今もだけれども『恥臭OL 強制飲尿 女体猛臭責め』だとか『恥臭JK 強制飲尿 猛臭粘液総なめとり学園』などの、とにかく酷いタイトルの作品を撮っているマニア系のAV監督で、界隈では随一の酒飲みだった。

街中で待ち合わせると必ず缶のハイボだとかを右手に持って現れるし、どんだけ飲んで寝潰れても起きると水の変わりにまず酒を飲む。年末のカウントダウンを一緒に過ごしたこともあるし、みんなで温泉旅行にも行ったし、なんならロサンゼルスにまで一緒にいっているんだけど、正々堂々セックスをしたことはない。ずっと友達の彼氏だったし。