フィリピンのバギオで2週間、語学留学しました。とにかく気候と治安がいい!

今年の夏の一大イベントは、6歳の息子を連れてフィリピンに2週間、語学留学してきたことでした。語学留学しようと思った経緯は以前書きましたが、無事に戻ってきたので、そのルポを書いてみようと思います。

わたしが留学先に選んだのは、日本人の男性が運営している語学学校でした。なぜそこに決めたかというと、友人の丸山ゴンザレス氏がその学校に留学した経験があったからです(フィリピンの語学学校の潜入記としてDVDブックにもなっている)。ただし丸ゴンが留学していたのはセブ校で、わたしはもうひとつの、バギオというバスでマニラから6時間から8時間かかる、なかなかに遠い都市にある校舎を選びました。理由は、フィリピンの人気観光地であるセブにはこれから先も訪れる機会があるかもしれないけれど、バギオなんて初めて聞く上にマニラから遠く離れた都市には、こういう機会でもないと訪れることはないと考えたからです。

フィリピンのバギオってどんなところ?

バギオの特徴は大きくふたつ。ひとつは気候がいいこと。もうひとつは治安がいいことです。

なんせバギオは標高1500mの場所の山岳地帯にあり、非常に涼しい。8月の最高平均気温は25度前後、最低平均気温は15度前後。灼熱の日本を離れてフィリピンに避暑に行くって、なんだかおかしな気分ですが、実際バギオでは長袖のTシャツ一枚、もしくは日中は半袖、夜はその上にジャージやジャケットを羽織って過ごしていました。8月は雨季ということだったけれど、一日中シトシトと降り続くことはなく、朝方と夜は雨が降りがちなものの、昼間は晴れていることが多かったので、毎日気持ちよく過ごすことができました。

もうひとつの治安については、タクシーがぼってきたり、チップを要求してくることはほぼ皆無。「放課後、遊ぶなら断然、セブだよな~!」とも思ったのですが、今回の目的が語学!きっぱり夜遊びは諦めた代わりに、子どもの安全確保に多大な神経を費やさないで済んだのは、精神衛生的に楽でした。もちろん、ひとりでは外に出さない、目を離さないようにはしていましたが。

語学学校といっても、バギオ校には専用の校舎はありません。今回わたしが宿泊したのは学校側が用意してくれたコンドミニアムでしたが、そこのラウンジにフィリピン人の先生が毎日来て、マンツーマンでレッスンをしてくれるのです。晴れた日には中庭のテーブル&ベンチでレッスンを受けることあって、教室で講義を受けるのとはまったく違ったスタイル。担当してくれたのは、20代の熱心かつ明るいフィリピン人の女の子で、留学する前は正直毎日6時間も勉強するのつらくね?と若干ブルーになっていたけれど、ゲラゲラ笑いながらレッスンする感じで、まったくの杞憂でした。