目の前の表現はちゃんと孤独にひとりで受け止めたい。私が考える創作との向き合い方

by Rodion Kutsaiev

GWが終わりましたね。私のGWと言えば毎年のように海外に行き狂っていたのだが、今年はお休み。ART-SCHOOLを歌いながら夜の横浜を散歩したり、アフリカンバーで泥酔したり、真夜中にアイスを食べながらブランコを漕いだり、衣替えをしたり家中のあらゆるものの洗濯をしたりしていたが、それ以外の時間は5/21開催の文学フリマで販売する2冊の本の修正作業と入稿作業まで完了させ、その1週間後に行われるトークイベントの資料を作成したりしていた。真面目か。

時折、あらゆるSNSのTLに流れてくる友だちや知り合いの海外旅行の様子を歯ぎしりしながら眺める。あれだけ天気がよかったのに、外出はほとんどせず。今年はそういうGWでした。たまには悪くないけれど、来年はどこか遠くの国に行きたい。WHOも新型コロナウイルスに対して緊急事態宣言を終了したことですし。

ライブで改めて感じたこと

先日は大好きなThe1975のライブになんと3回も行くことができた。私の所属するチームは毎週木曜日が出社日と決められているのだが、毎日のように会社に行き「今日何かの用事?飲み会?」と聞かれ、「好きなバンドが来日してて……」と説明をする。毎日18時には退勤し、なかにはちゃんと音楽まで聴いてくれる人もいる。なんだかんだ、いい職場なんだろうな。私にとっては。

ライブはとてもよかった。少し前に、Podcastでボーカルの方が日本人に対して差別的な発言をし、その謝罪もなく今に至っているので気にならなかったか? と言えば嘘になるけれど。バンドチーム全体が謝罪はしない方針にすると決めたこと、それを含めて迎合する会場の雰囲気もどうなの? とか、結局黄色人種って下に見られているよなとか色々考えながら見ていたけれど、ライブそのものはよかったんですよ。

2日目は二日酔いなのかボロボロでイマイチだったけど、3日目のライブが飛び切りよくて、あの光景を見るために3回も無理して通ったんだなと思ったほど。サマソニとは異なり、構成も好きだったし、ちゃんと楽曲を聴き込んだファンに向けた演奏に感じられた。きれいだなと思う瞬間が何度もあった。私も私で甘いのかもしれない。