女友達にも聞いてみた

そこで女友達に会う度に尋ねまくったところ、みなうーんと首を傾げる。「和太鼓や神輿やメールストリップなどをするイケメンたち」「確かにイケメンは欲しいけど鑑賞用だけでいい」「SPA的な温浴施設」「犬と猫お触りし放題」確かにどれも魅力的ではあるものの、もっと「これ!」というものがある気がする。いったいそれは何……と悶々としていたところ、とある友達がこう言ったのです。「オバサンじゃない?」と。

うどんを打ったり、パンを焼いたり、料理を作ったり、パッチワークをしたりと、それぞれが得意なオバサンを中心に好みのワークショップで和気あいあいと盛り上がり、子どもを見ていてくれたり、垢すりやマッサージなどで癒してもくれる。「オジサンがいないこと」ではなく「オバサンがいること」がわたしの煩悩だったようです。にしても、酒、旨いメシ、オバサンって、色気がないなー。

Text/大泉りか