年齢を理由にする態度に

先日、唐突にランチを誘われたので、そのままついていったら、3人とも私より5歳以上年下だったんですよね。中には妹よりも年下の人とかいて、何話せばいいんだ……と若干戸惑いながら漬けマグロ丼を突いていた。いや、妹とは絶縁しているから話すもクソもないのだが。

3人はサウナが好きという共通点があり、仲がいい。おまけにそのうちの2人は私の徒歩圏内に住んでいるご近所さんである。そういう訳で「予定合わせるので、今度サウナ行きませんか?」とか「週末、近所でイベントがあるんで、行きませんか?」と誘ってくれた。

ナチュラルにすべて断ったのだが、後になって行ったほうがよかったのか……? それとも、断られることを折り込み済みで気を遣って形だけ誘ってみたのか……? だって年上がひとりいたところで、気を遣わないか……? それって私が昔経験したしんどい経験のひとつなんじゃないか……? 色々考えてみたが、やっぱりよくわからない。わからないので、悩んでいる。ちなみに、いい人たちだが仲良くなる気はまったくないし、私はサウナに興味がない。仲のいい人に誘われたとしても行かなかったとは思う。

そんな感じでモヤモヤと考えていたのだが、こうやって年齢を気にしてコミュニケ―ションの方法に悩んでいるのが、すでに老害という枠組みに片足を突っ込んでいる気がする。

これから、どんどん年下が増えていく。私はどうやって振る舞えばいいんだろう。できるだけ気を遣われることがなく、同じ目線、同じ価値観で接していければいいのだが。

Text/あたそ