年下との関わり方がわからない
最近、年下との関わり方がわからなくて悩んでいる。
誰もが「老害にはなりたくない」と思っているだろう。それは私も同じで、たとえば飲み会で同じ自慢話や昔話を繰り返し聞かされるとか、ちょっとした悩みを相談したら「私のときはそれが普通だったけど?」と流されたりとか、常に気を遣っているのに相手はまったく気づいていないとか、思い返すとたくさんの嫌な思い出があってだんだん腹が立ってくる。
あんな風になりたくない! 絶対に嫌!
でも、避けられないかもしれないなら、できるだけ遅くさせたい! 老いることは誰にも止められないし、時間だけは平等に流れてしまうから。
私は社内の立場的に色々なチームとコミュニケーションを取ることで仕事が成り立っている。年齢や性別関係なく、「あの人には安心して質問ができるな」「怖くないんだな」というイメージを作り上げる必要があって、できるだけ「嫌な奴」にならないよう年上にも年下にも違った方向性で気を遣わねばならない。
気軽に話せる年上、敬語で話す年下
今思い返すと、私は年上の友達ばかりで、年下の友達や後輩というものが数えるほどしかいない。そうね、年上の友達って掴みやすいんですよ。やっぱり年齢差があると人は気を遣ってしまうものなので、できるだけ距離感の近い話し方をして、酒のスピードとともに徐々に敬語を使う回数を減らしていくと、結構な確率で気に入られて友達になっている。趣味が同じとか、少し世代が上のものにも私は触れているというのもあるかもしれない。とにかく、小汚い居酒屋で培ったスキルがあるからこそ、私には年上の友達が圧倒的に多い。まあ、みんなの実年齢は知らないが。
そのスキルは会社でも存分に発揮されている。会社の偉い人は大体生意気で弁の立つ奴が好きだ。恋愛的な意味ではなく、「おもしれえ女」という意味で。社長だか取締役だか知らないが、臆することなく話しかけてみると覚えてもらえるし、気に入ってもらえる。上司とも仲がいいが、それも同じことが言えると思う。私は就職活動をしていないし新卒で採用もされていないからわからないけれど、敬語とかマナーがわからなくても社会人はそれなりにやっていける……のかもしれない。
しかし、年下に対してはそうはいかない。適切な距離感を保ちつつ、いい人を演じ続けたい。老害にはなりたくないからな!
なので、常に敬語である。年上には肩書きがあろうと気軽に話しかけるが、年下には常に敬語を使っているというおかしなことが起きている。そもそも職場の人とは過度に仲良くする気は一切ないが、いったいどういう態度を取ればいいのだろう。正解がわからないでいる。
- 1
- 2