ショー当日に注目されたのは…

そしてショー当日。鼻フックショーはカメラを併用し、モニタに鼻責めされているわたしの姿を写しだす予定だったのに、モニタとビデオカメラが上手く接続できないというトラブルもありつつ、なんとか乗り越えて無事にスマイル&ピースな鼻フックショーを終え、さらには憧れの鳥籠ダンスに至ってはセーラー服のお陰で人々の注目を集め、チップの雨を浴びることに。「やっぱりセーラー服、強いわー!」と悦に入っていたところ、人々は口々に「ヘアー!」「ブラックヘアー!」「ピュービックヘアー!」と声をあげて驚愕の表情を浮かべています。

どうしてかはわからないけれど、セーラー服以上に、わたしの陰毛が注目を浴びているらしい……。陰毛を見せれば見せるほど、チップが飛んでくるという謎の事態に困惑しながらも、その夜は無事に終了。笑いながら鼻フックされてドル札を浴びるという、なかなかレアな経験もでき、大満足な旅だったのでした。ちなみに後から聞いたところ、なんでもアメリカでは陰毛を処理するのが普通だとか。だから一切処理していない漆黒の陰毛を目にして、衝撃を受けたということだったようです。アメリカでは陰毛はインモラル。

Text/大泉りか