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  • 2014.06.24

20代女子と付き合う悪いおじさんと年上好きな誠実男性/Barbossa林さんインタビュー

 今回の特集は「セフレ」。著書『バーのマスターはなぜネクタイをしているのか? 僕が渋谷でワインバーを続けられた理由』(DU BOOKS)やCakesでの連載「ワイングラスの向こう側」Facebookページでの投稿が話題の渋谷のワインバーBarbossa(バールボッサ)の店主・林伸次さんに「セフレ」とは何なのかを伺ってきました。たくさんのご友人やお客様との会話から生まれた多彩なセフレ論を、ぜひご自身の考え方と照らし合わせながら、楽しんでみてくださいね。

前編はこちら→恋愛の契約を重視する日本人といきなりセックスするブラジル人

20代の女の子と付き合う悪いおじさん

林伸次 cakes barbossa セフレ 恋愛

林:ちなみに、うちで一番多いのは結婚していて20代の女の子と付き合う悪いおじさんたちなんですけど(笑)。
それって、セフレなんですよね?って聞くと、だいたい「そう言ったら可哀想だよ」って言う人が多いです。でも、「そうなんだけどね、本当は」とも言っていて(笑)。
だから、そういうセフレも多いです。
彼女たちが絶対に「結婚して」と言わないのも分かっているし、彼女たちもお食事に行けるし、「○○さん紹介してくださいよ~」とかステップアップにもなったりするんですよ。

―林さんはそういうセフレをどう思いますか?

林:僕は、それで経済が回っているし、どちらもお互い得しているからいいと思うんですけど、女の子がそういうことしていたら幸せになれないよっていつも思うんですけどね。

―なんでですか?

林:1万円のお寿司とかに慣れてしまうと、同い年くらいの経験値が低い男性と付き合ったときにつまらなくなっちゃって。
ついつい面白い方に手を出してしまって、戻って来れくなるという。

―面白いですね。前借りみたいなものですね。

林:前借りはいい言葉ですね。その男性たちもやっぱり権力とかお金とか色んな物を手に入れたら、若くてかわいい女の子で自分の権力を確認したいんですよね。
純粋に恋愛したい人たちもいるんですけどね。けっこう取り返す人たちも多いんです。
そういう人たちって受験戦争とか色々やっていたから20代とかあんまり遊んでいなくて、後から取り返そうと思っているのかもしれないですね。

―青春を取り返したいんですね。確かにFacebookとか見ていても、林さんの投稿に対してレスしている方ってどうやら既婚者の方が多そうと思っていて。

林:
やっぱり社会的地位とか手に入れたら、自分の男性的な魅力に自信が出てくるんですよね。
そこで再確認したくなるんですよね。

―そういう形のセフレもいるんですね。それってセックス自体を楽しむというよりは、恋人の方が近いかもしれないですよね。

林:そうですね、楽しい部分はセックスじゃなかったりしますしね。

年上の女性と付き合う男性は誠実な人が多いですよ

―年上の男性と年下の女性の組み合わせというのがやはり多いと思うのですが、違う組み合わせはあったりしますか?

林:
結婚している同士はすごく多いですね。たぶんその数はみんなが想像しているよりも多いんですよ(笑)。隠れているし。
僕はこの仕事し始めてすっごくビックリしました。
よく言われるのが、「不倫なしにしたら、バーの売り上げが4割落ちる」っていう有名な言葉があって。
不倫ってその恋愛が好きな悪いおじさんたちみたいなのも含めてですけどね(笑)。

―逆に年上の女性と年下の男性の組み合わせってあるんですか?

林:いや~あんまりいないですね。

―もしいたら、夢があるなと思ったんですが(笑)。

林:ちなみに、僕の妻は8歳上ですけどね。みんなには年上の女性をすごい勧めています。

―どうしてですか?

林:年上の方が無理しなくてもいいんですよね。
頑張りすぎなくていい。同い年ぐらいで同じ学歴だと、すごく無理しちゃうんで。
無理していいお店とか連れて行かなくてもいいですし。
だから、30代で彼氏が見つからない女性には、「若い男性から見つけなさい」って言いますね。
ちなみに、うちは、付き合い始めたとき僕は24歳のバイトで、年収200万ぐらい。妻は32歳で同じ会社の上層部で年収は僕の数倍だったんですよ。
だから、無理しなくてよかったですね。今思えばよく付き合ってくれたなって思いますけどね(笑)。
そのパターンのセフレも世の中でいるんでしょうけど、見たことはないですね。

―そうですか…。

林:年上の女性と付き合う男性って僕の見る限りは比較的誠実な男性の方が多いですよ。
僕が言うのもあれなんですけど、年下の女性と付き合う男性より、年上の女性と付き合う男性の方が、誠実ですね(笑)。

―だから、セフレにはならないってことですね。それはいい話ですね。

林:恋愛感情が宿っちゃうんでしょうね。
市場はあると思うので「若い女性の方がいい」というのを覆す何かをした方がいいと思うんですけどね。

―そうしないと、全員年取るから首絞め合う感じになりますからね。

林:若い女性の方がいいって誰が決めたの?って話じゃないですか。
ちなみに、猿って若いメス猿とセックスしたがらないって話知っていました?

―知らないです。なんですか、そのいい話は?

林:一般的な動物は妊娠が上手くいくのが一番の目的じゃないですか。
猿って失敗するかもしれないから初めての女の子としたくないそうです。
だから、何回もセックスや妊娠を経験しているおばちゃん猿としたがるんだそうです。
僕もそれを読んで、そうだよなって(笑)。

なんで人間は若い女が好きなんだろうっていうのがありますよね。
素人とか開発するのが好きなんですかね。自信がないのかもしれない。

―一見、肉食には見えないけど、実は年上好きな男性の方が、自信があるのかもしれないですね。

林:こういうメディアからそういう情報が発信できるといいですよね。

―このままだと、金持ちのおじさんと若い女性しか楽しくないってことになりますからね。子ども産まれないですし。

林:そういうおじさんたちは、責任取らないですしね(笑)。

セックスした後の親密感

―お店にきている二人がセックスしたどうかの雰囲気って伝わってきますか?

林:雰囲気といいますか、タメ口って大きいですよね。23歳のOLが初めて部長と来たときは、飲み物を頼むとき「部長と同じので…」と言っていたのに、次に来たときは「あ、どうする~?私はシャンパン」ってタメ口になっていて、「あ、寝たな」と(笑)。

―わかりやすい!(笑)。楽しそうでいいですけど、恥ずかしいですね。
女子がバカに見えるので、やってもタメ口はやめようってマナーにしたいですね。

林:セックスし終わったら、なぜか敬語じゃなくなって、タメ語になりますよね。
布団に入る前は、「いいですか?」とか言っていたのに、終わった後は「どうだった?」ってなりますよね(笑)。終わったのに敬語だったら変ですよね。

―親密感が得られるのもセックスが人生を豊かにする理由の一つなんですかね。

林:そうですね。そういうセックスも本当は増えた方が楽しいかもしれないですね。
どこで読んだか忘れたんですけど、女性ってセックスしたら、恋愛感情を感じるようになっているって書いてあったんですよね。
というのも、そこで恋愛感情を持たないと、その後できちゃった子どもを愛せなくなってしまうからって。
でも男性はそうじゃない人って結構いるんですよ。セックスしたら、汚く感じちゃったり、嫌いになっちゃったり、早く帰りたくなっちゃって彼女がまだ寝ているのに先に帰ってしまう人とかいるんですよね。
終わっちゃったら冷めてしまうんですかね。恋愛感情があったら、朝まで残ろうと思いますけど。
だから、先帰ろうとしたら、恋愛感情がないってことだと思いますよ。

【続きます。次回をお楽しみに!】

『バーのマスターはなぜネクタイをしているのか? 僕が渋谷でワインバーを続けられた理由』

 Barbossa店主・林さんの書籍『バーのマスターはなぜネクタイをしているのか? 僕が渋谷でワインバーを続けられた理由』です。
セフレ以上にこんなに楽しい会話ができるバーに興味が出た方はぜひこちらもあわせて読んでみてくださいね。

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